imgntv

刊行物

『秦の始皇帝とその時代展』

[カタログ/1994年発行]

-開催概要から-

 わずか10年のうちに戦国の七雄から一人抜きんでた秦の始皇帝は、B.C.221年、全中国を平定、中国史上初めての統一国家を完成します。彼が確立した郡県制や官僚制を柱とする中央集権的専制君主体制は、その後2000年に及ぶ中国の国家体制の原型となったものです。始皇帝はまた、車軌、度量衡、文字、貨幣を統一、一方万里の長城を築くなど後代に大きな遺産を残しました。
 1974年、西安近郊で一農夫の偶然の発見から兵馬俑坑の存在があきらかになり、以来20年、1号坑と3号坑はすでに発掘が完了、残る2号坑の発掘も現在鋭意進められています。
 本展では、2号坑における最新の発掘の成果も踏まえながら、兵馬俑、青銅器、貨幣、度量衡原器など、計122件約160点により、秦の始皇帝の事蹟とその時代を概観いたします。 

目次

ごあいさつ

祝辞

「秦始皇帝を発掘する」樋口隆康

「秦始皇帝陵兵馬俑の発見、発掘とその意義」袁仲一

「始皇帝と秦文化、およびその後世への影響について」雷従雲



図版

I 兵馬俑・武器

II 青銅器・陶器

III 度量衡・文字

IV 農工具・建築用材

V 漆器・金・銀・玉など



参考出品

「秦の起源と文化」飯島武次

「度量衡の統一とは何か―暦法・称元法との関わりを手がかりに」平㔟隆郎〔異体字:勢=生+丸+力〕

「伝説の中の始皇帝」稲畑耕一郎

「兵馬俑坑―もうひとつの可能性」川口幸也

出品解説

年表

秦国領域の拡大過程図

始皇帝巡幸路図



奥付

監修:樋口隆康

編集:世田谷美術館、日本放送協会、NHKプロモーション

編集委員:飯島武次、稲畑耕一郎、平㔟隆郎、川口幸也

渉外:村山英樹

発行:日本放送協会、NHKプロモーション

©1994 日本放送協会、NHKプロモーション

制作:大塚巧藝社

キーワードで探す: