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世田谷美術館美術大学通信講座②「自宅で毎日3分クロッキー」その4世田谷美術館では開館以来「美術大学」という約7か月に及ぶ長期講座を開講しています。新型コロナウィルス感染拡大抑制のため、開催中止となった今年は、このブログを通して「通信講座」をお送りしています。「自宅で毎日3分クロッキー」の第4弾です。講師は彫刻家の三宅一樹さんです。今回は、前回の参加者からのご質問にもあった着彩について、ご紹介します。色とりどりに美しい季節、着彩クロッキーに挑戦してみてはいかがでしょうか?聞き手はわたし、当館普及担当の東谷となります。自宅で毎日3分クロッキー 第4回(約28分)【講師からのアドバイス】画材について・着彩の場合は、クロッキー帳よりもスケッチブックがおすすめです。 (水を使うため、薄い紙は不向きです。)・紙パレットが便利です。実技について・色を「メモ」する気持ちで。・パレット上に、赤・青・黄の「三原色」と、白・黒をあらかじめ出しておいて、混色して色を探しましょう。・塗り絵にならないように。・筆でのびのびとクロッキーしましょう。・色は「下描きの後でつける」ものではありません。最初から捉えてみましょう。着彩クロッキー:三宅一樹 《目張図》アクリル着彩クロッキー:三宅一樹 《目張図》アクリル着彩クロッキー:三宅一樹 《鮎図》アクリル着彩クロッキー:三宅一樹 《鮎図》アクリル着彩クロッキー:三宅一樹 《浅蜊図》アクリル着彩クロッキー:三宅一樹 《浅蜊図》アクリル着彩クロッキー:三宅一樹 《玉蜀黍図》アクリル着彩クロッキー:三宅一樹 《玉蜀黍図》アクリル講師プロフィール三宅 一樹(みやけ いっき)彫刻家。1973年東京生まれ。多摩美術大学大学院博士後期過程修了、博士号取得。2003年より、世田谷美術館美術大学でデッサン・木彫などの講師を担当。近年の個展:2016年TINA KENG GALLERY(台北)、2018年アートフェア東京(日動画廊ブース)、2019年壺中居(日本橋) などデジタルコンテンツ「美術大学通信講座」にもどる→こちら
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世田谷美術館では開館以来「美術大学」という約7か月に及ぶ長期講座を開講しています。新型コロナウィルス感染拡大抑制のため、開催中止となった今年は、このブログを通して「通信講座」をお送りします。美術大学の講師で“葉っぱ”を制作のテーマとしている「葉画家(ようがか)」群馬直美さんのアトリエ便り第3弾。今回は直接、群馬さんのアトリエをお訪ねし、完成に近づきつつあるツルムラサキの作品を拝見させていただきました。ツルムラサキの作品は年末に出版予定の「野菜の本」に掲載予定で、作品の制作と共に載せる文章も現在執筆されているそうです。クローズアップによる撮影で、群馬さんの目に見えている葉っぱの世界をお楽しみください。聞き手はわたし、当館普及担当の東谷となります。今回は撮影、編集に当館ボランティアとしていつもお世話になっている西山均さんにご協力いただきました。西山さんの映画作品は以前に、このブログでもご紹介させていただいています。(セタビブログ「美術大学32期生募集!—今がその時」)制作中のツルムラサキクローズアップの撮影ツルムラサキクローズアップ①ツルムラサキクローズアップ②群馬直美(葉画家)葉画家(ようがか)。群馬県高崎市生まれ。1982年東京造形大学絵画科を卒業後、ウインドー・ディスプレイ、イラストレーションなどの仕事に携わる。大学在学中に、新緑の美しさ、葉っぱの生命力に深く癒された経験から、“葉っぱ”をテーマとする創作活動に入った。1991年、より緻密な描写のできるテンペラ画と出会い、現在の作風に至る。世田谷美術館美術大学20期(2006年)より実技・絵画の講師を務める。また、2019年12月10日~2020年1月13日に世田谷美術館2階ライブラリー前スペースにて「群馬直美 神の仕業―下仁田ネギの一生」展を開催。群馬さんアトリエ便り第3回(約15分)デジタルコンテンツ「美術大学通信講座」にもどる→こちら
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動画配信「世田美チャンネル」vol.6は、当館2階ライブラリー前スペースから、NPO法人演劇百貨店代表の柏木陽さんをゲストにお迎えして、パネル展示《如月小春と世田谷美術館のワークショップ 「げんきにえんげき・創作仮面劇」(1988年)の記録から》をご紹介します。今年は劇作家・如月小春の没後20周年。如月が講師を務めた当館のワークショップ「げんきにえんげき・創作仮面劇」(1988年)の記録写真から21点を選び、ワークショップの進行メモにもとづいた解説も加えて、パネル展示をしています。如月小春のプロフィールは本ブログ末尾をご覧ください。パネル展示《如月小春と世田谷美術館のワークショップ 「げんきにえんげき・創作仮面劇」(1988年)の記録から》は、会期を延長して開催しております。開催中~6月14日(日) 世田谷美術館2階 ライブラリー前スペース動画は一発本番で撮影しています。ノーカット、ノー編集です。※動画は音声に字幕も付けておりますので、どなたでもお楽しみいただけます。※展示室の照明の都合により、画面が暗いですが、あらかじめご了承ください。世田美チャンネル 如月小春と世田谷美術館のワークショップ 「げんきにえんげき・創作仮面劇」(1988年)の記録から(約12分)→世田美チャンネルをYoutubeで見る如月小春(1956-2000)劇作家、演出家。1983年、演劇集団NOISEを立ち上げ、『DOLL』『MORAL』など、俳優の声や身体に対する鋭敏な感覚をベースとする作品を発表。坂本龍一や高橋悠治などとのコラボレーションも試み、野田秀樹、渡辺えり子(現・渡辺えり)らが牽引した1980年代の小劇場ブームのなかで異彩を放った。自身が生まれ育った東京についてのすぐれたエッセイでも知られ、当時の都市論の文脈でも注目された。1987-88年、世田谷美術館で子どもと演劇をつくるワークショップを行って以降、90年代は兵庫県立こどもの館を初めとして、各地で子どもや大人向けのワークショップを精力的に行い、演劇とは何かを問い直し続けた。また桐朋学園短期大学部、立教大学、慶應義塾大学などで教えつつ、アジアの女性たちの演劇表現や我が国の教育・文化の未来についてなど、幅広い視野のもと数多くのシンポジウムや講演を行った。主な著作に『都市の遊び方』(新潮社、1986年)、『八月のこどもたち』(晩成書房、1996年)など。柏木 陽 1970年東京都生まれ、千葉県育ち。1990年、大学で如月小春と出会う。アジア女性演劇会議にボランティアスタッフとして参加。その後演劇集団NOISEに入団。2003年、NPO法人演劇百貨店を設立。演劇家と名乗り、全国色々なところで、子どもを中心とした演劇に関心のある人もない人も、障害のある人も、外国から来た人も、おじいちゃんおばあちゃんも、バリキャリの人も、そうでない人も一緒に演劇作りを行っている。都内中高の演劇部の外部講師として上演用台本の提供も行う。現在、和光大学、青山女子短期大学の非常勤講師。パネル展示 如月小春と世田谷美術館のワークショップ 「げんきにえんげき・創作仮面劇」(1988年)の記録からトーク 如月小春を読みなおす 「続・八月のこどもたち」からセタビ Podcasting Vol.29(柏木陽氏 ワークショップ「誰もいない美術館で」に関連した音声コンテンツ) デジタルコンテンツ「世田美チャンネル」にもどる→こちら
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動画配信「世田美チャンネル」vol.5は、ミュージアム コレクションⅠ「気になる、こんどの収蔵品」の展示室より、吉田善彦の《薔薇》をご紹介いたします。世田谷美術館と吉田善彦の深いかかわりなど、数々のエピソードを通じて、作品の魅力をあますところなくお楽しみください。ミュージアム コレクションⅠ「気になる、こんどの収蔵品」は、6月2日より会期を延長して開催しております。2020年6月2日(火)~2020年8月16日(日)動画は一発本番で撮影しています。ノーカット、ノー編集です。※動画は音声に字幕も付けておりますので、どなたでもお楽しみいただけます。※展示室の照明の都合により、画面が暗いですが、あらかじめご了承ください。世田美チャンネル 「気になる、こんどの収蔵品」⑤(約10分)→世田美チャンネルをYoutubeで見るデジタルコンテンツ「世田美チャンネル」にもどる→こちら
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世田谷美術館では開館以来「美術大学」という約7か月に及ぶ長期講座を開講しています。新型コロナウィルス感染拡大抑制のため、開催中止となった今年は、このブログを通して「通信講座」をお送りしています。「自宅で毎日3分クロッキー」の第3弾です。講師は彫刻家の三宅一樹さんです。今回は、この講座を配信するきっかけとなった「美術大学ステップアップ・デッサン講座」の参加者の皆さんから、クロッキーを続ける中での感想や質問を募集し、それにお応えする形でお送りします。また、皆さんのクロッキー作品もご覧いただきます。聞き手はわたし、当館普及担当の東谷となります。※通信環境の影響で、音声が乱れる箇所があります。特にイヤホンで視聴されている方はご注意ください。箇所は11分10秒~17秒、11分28秒~40秒です。自宅で毎日3分クロッキー 第3回(約57分)三宅一樹《三度目の正直》 ボールペン三宅一樹《三度目の正直》 ボールペン庭のトカゲ(ニホンカナヘビ)を、三度目の正直の出会いで、ようやくクロッキー帳に捉えられました。すぐ動いてしまうものの代表の小動物。一瞬も眼が離せません。これこそクロッキーの醍醐味だなと感じます。三宅一樹《御神木》 ボールペン三宅一樹 《御神木》 ボールペン由緒ある神社の、樹齢約500年の御神木。あまりの威容と霊気に対峙して、意気込んでつい30分かかってしまいました。私にとってはこれもクロッキー。講師プロフィール三宅 一樹(みやけ いっき)彫刻家。1973年東京生まれ。多摩美術大学大学院博士後期過程修了、博士号取得。2003年より、世田谷美術館美術大学でデッサン・木彫などの講師を担当。近年の個展:2016年TINA KENG GALLERY(台北)、2018年アートフェア東京(日動画廊ブース)、2019年壺中居(日本橋) などデジタルコンテンツ「美術大学通信講座」にもどる→こちら
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動画配信「世田美チャンネル」vol.4は、ミュージアム コレクションⅠ「気になる、こんどの収蔵品」展示室より、第3回世田谷区芸術アワード"飛翔"美術部門受賞者、廣江友和さんの《firestorm》をご紹介いたします。不思議な作品の、不思議?に迫ります。ミュージアム コレクションⅠ「気になる、こんどの収蔵品」は、6月2日より会期を延長して開幕いたします!2020年6月2日(火)~2020年8月16日(日)動画は一発本番で撮影しています。ノーカット、ノー編集です。※動画は音声に字幕も付けておりますので、どなたでもお楽しみいただけます。※展示室の照明の都合により、画面が暗いですが、あらかじめご了承ください。世田美チャンネル 「気になる、こんどの収蔵品」④(約7分)→世田美チャンネルをYoutubeで見るデジタルコンテンツ「世田美チャンネル」にもどる→こちら
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2004年からスタートした当館土曜日の名物イベント「100円ワークショップ」。小さいお子様から大人の方まで、どなたでもその場で気軽にご参加いただけ、開催中の展覧会に関連した満足度の高い創作体験ができる人気講座です。ほぼすべての材料は100円ショップや文具店でそろうものばかり。おうちで作っていただけるよう、秘伝(?)のレシピを大公開!今回ご紹介するのは、「速水御舟とその周辺」展(2015年5月2日―7月5日)に関連して開催した「表装の美」です。表装(ひょうそう)とは、書や絵画を鑑賞するため、保存するために掛軸(かけじく)や屏風(びょうぶ)にすることです。絵や写真を額縁(がくぶち)に入れると引き立って見えますよね?その和風版が表装といえます。自分で描いた絵、お気に入りのポストカードなどを美しいかけじくに表装しましょう。掛け軸 各所の名称【材料】・かけじくに入れる作品=タテのハガキサイズの絵、ポストカードなど・かけじく型紙(3枚のPDFを印刷する) ⇒かけじく型紙(PDF) ※かけじく各部の名前(PDF) ・15×15センチの折り紙3種類 A(金や銀をつかった友禅千代紙などがベスト) 1/2枚 B(できれば千代紙や和紙) 同じ柄2枚 C(できれば千代紙や和紙) 1枚・ボール紙(少し厚めの紙ならなんでも可) 15×150mm1枚・丸棒またはタピオカ用ストロー(太さ10~12mm長さ180mm以上のもの) 1本 ※なければボール紙で代用材料【必要な道具など】・カッターまたはハサミ・定規・のり・えんぴつ・かけじく型紙を印刷するためのプリンター【手順】1、かけじく型紙3枚をA4の紙にプリントアウトします(動画1)※PDF画像はそのままプリントすると縮小されてしまいます。プリンターの設定から「実際のサイズ」または「縮小をしない」を指定して印刷してください※おりがみを貼っていくとガイダンスが見えなくなってしまうので、2枚ずつプリントするのがオススメ(動画1)2、かけじく台紙①と②を青い線でカットし、のりしろにノリをぬってタテに貼り合わせます(動画1)※プリントすると上下と右が切れてしまいますが、紙のはしまで断ち落としてください3、おりがみ型紙A・B・Cに合わせて、おりがみA・B・Cをカットします(動画2)(動画2)4、カットしたおりがみ、作品、八双を番号順にかけじく台紙に貼ります(動画3)①一文字下(二つ折りにして開いている方を上)②作品(絵ハガキなど)③一文字上(二つ折りにして開いている方を上)④中廻し(柱)左右⑤中廻し(下)⑥中廻し(上)⑦地⑧天⑨風帯⑩八双(ヒモをつけて、うらがわの一番上に横に貼る)(動画3)5、地の「山折り」を折って、のりしろウラにノリをつけ、うらがわに貼ります。折り目の間にタピオカストローを差し込みます(動画3)※タピオカストローの両端に黒や金色のマスキングテープを巻くと更に本格的になります6、できあがり!完成!同じ作品もおりがみA・B・Cの組み合わせを変えるとまた違った美しさを楽しめます。作品をいっそう引き立てる表装をいろいろ試してみましょう。別バージョン今回、表装をした作品は当館のコレクションより、平福百穂(ひらふくひゃくすい)の「誉謝女王(よさのひめみこ)」です。日本画家であり、歌人でもあった平福は飛鳥時代の歌人、誉謝女王が詠んだ万葉集の歌をモチーフに描いています。「流らふる雪吹く風の寒き夜に我が夫の君はひとり寝らむ」遠く離れたところにいる愛する家族を思う歌です。(写真・平福百穂(1877-1933)《誉謝女王》制作年不詳 紙本着色)平福百穂(1877-1933)《誉謝女王》制作年不詳…デジタルコンテンツ「イベントレポート」にもどる→こちら
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動画配信「世田美チャンネル」vol.3は、ミュージアム コレクションⅠ「気になる、こんどの収蔵品」展示室より、政治学者で元法政大学総長、中村 哲(あきら)の作品ををご紹介いたします。写真を撮る代わりにスケッチブックを広げ、その時々の思い出とともに描かれた風景画をお楽しみください。ミュージアム コレクションⅠ「気になる、こんどの収蔵品」は、6月2日より会期を延長して開幕いたします!2020年6月2日(火)~2020年8月16日(日)動画は一発本番で撮影しています。ノーカット、ノー編集です。※動画は音声に字幕も付けておりますので、どなたでもお楽しみいただけます。※展示室の照明の都合により、画面が暗いですが、あらかじめご了承ください。●世田美チャンネル 「気になる、こんどの収蔵品」③(約8分)→世田美チャンネルをYoutubeで見るデジタルコンテンツ「世田美チャンネル」にもどる→こちら
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動画配信「世田美チャンネル」第2弾は、ミュージアム コレクションⅠ「気になる、こんどの収蔵品」展示室より、宮本三郎「国立競技場モザイク壁画《より速く》下絵」をご紹介いたします。旧国立競技場を解体する際の、ちょっとした裏話も…。開幕前の展覧会を動画でどうぞお楽しみください。(展覧会は6月2日(火)よりスタートの予定です)動画は一発本番で撮影しています。ノーカット、ノー編集です。※動画は音声に字幕も付けておりますので、どなたでもお楽しみいただけます。※展示室の照明の都合により、画面が暗いですが、あらかじめご了承ください。世田美チャンネル 「気になる、こんどの収蔵品」②(約6分)→世田美チャンネルをYoutubeで見るデジタルコンテンツ「世田美チャンネル」にもどる→こちら
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世田谷美術館は、動画配信「世田美チャンネル」をスタートしました。今回は記念すべき、第1回目。ミュージアム コレクションⅠ「気になる、こんどの収蔵品」展示室より、展覧会と佐々木元氏旧蔵作品をご紹介いたします。まずはご覧いただき、まだ開幕していない展覧会を動画でどうぞお楽しみください。(展覧会は6月2日(火)よりスタートの予定です)動画は一発本番で撮影しています。ノーカット、ノー編集です。※動画は音声に字幕も付けておりますので、どなたでもお楽しみいただけます。※展示室の照明の都合により、画面が暗いですが、あらかじめご了承ください。世田美チャンネル 「気になる、こんどの収蔵品」①(約10分)→世田美チャンネルをYoutubeで見るデジタルコンテンツ「世田美チャンネル」にもどる→こちら
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三宅一樹《浅蜊》ボールペン世田谷美術館では開館以来「美術大学」という約7か月に及ぶ長期講座を開講しています。新型コロナウィルス感染拡大抑制のため、開催中止となった今年は、このブログを通して「通信講座」をお送りしています。「自宅で毎日3分クロッキー」の第2弾です。講師は彫刻家の三宅一樹さんです。その1を掲載してから早2週間、皆様、クロッキーを続けていらっしゃいますでしょうか?今回はこの2週間の間の三宅さんの作品を見せていただきながら、クロッキーを続けることの意義についてお話しいただきました。聞き手はわたし、当館普及担当の東谷となります。自宅で毎日3分クロッキー 第2回(25分)講座名:「自宅で毎日3分クロッキー」対象:どなたでも内容:1日1枚クロッキーを描く(詳しくは動画をご覧ください)用意するもの:無地のノート、使い慣れた筆記用具(鉛筆やボールペンなど)。三宅一樹《浅蜊食後》【講師からのアドバイス】・線一本でもOKですが、毎日描くことがポイントです。・時には3分以上、または一日に何枚描いても良いのですが、頑張りすぎて続かなくならないように気をつけてください。・身の回りの、愛するものがモチーフとして最適です。(ペット、植物、愛用品など)・写真は使わず、自分の眼で見て描いてください。・画面の隅に、日付を入れてください。・紙は表裏両面に描かず、一画一面が良いでしょう。「クロッキーはメモであり、日記です」人に見せる必要はありません。ですから下手でも構いません。絵の経験も要りません。専門の道具も必要ありません。無地のノートと、ペンさえあれば大丈夫です。一日3分でも、毎日描いていると、心のスイッチがONになります。スイッチがONになれば、眼が開き、心も解放されます。ステイホームのこの時期だからこそ、身心を解放しませんか?講師:三宅一樹 三宅一樹《バナナ》ボールペン講師プロフィール三宅 一樹(みやけ いっき)彫刻家。1973年東京生まれ。多摩美術大学大学院博士後期過程修了、博士号取得。2003年より、世田谷美術館美術大学でデッサン・木彫などの講師を担当。近年の個展:2016年TINA KENG GALLERY(台北)、2018年アートフェア東京(日動画廊ブース)、2019年壺中居(日本橋) など。セタビ Podcasting Vol.27(三宅一樹氏「世田谷美術館教育普及プログラム」音声コンテンツ)三宅一樹《スルメイカ》ボールペン三宅一樹《ブロッコリー》ボールペン三宅一樹《蛤に就いてⅠ》木彫刻デジタルコンテンツ「美術大学通信講座」にもどる→こちら
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世田谷美術館では開館以来「美術大学」という約7か月に及ぶ長期講座を開講しています。新型コロナウィルス感染拡大抑制のため、開催中止となった今年は、このブログを通して「通信講座」をお送りしています。美術大学の講師で“葉っぱ”を制作のテーマとしている「葉画家(ようがか)」群馬直美さんのアトリエ便り第2弾。今回は現在制作中の作品の様子、執筆中の野菜の本のレイアウトについてお話いただきました。群馬さんの独特でユニークなトークとアトリエで緑を濃くしていく美しいツタの成長ぶりをお楽しみください。聞き手はわたし、当館普及担当の東谷となります。※不慣れな撮影のため、お見苦しい画面が含まれます。酔わないようにご注意お願いしいます。制作中のツルムラサキの作品野菜の本のレイアウト見本制作中のツタの場所アトリエ風景群馬直美(葉画家)葉画家(ようがか)。群馬県高崎市生まれ。1982年東京造形大学絵画科を卒業後、ウインドー・ディスプレイ、イラストレーションなどの仕事に携わる。大学在学中に、新緑の美しさ、葉っぱの生命力に深く癒された経験から、“葉っぱ”をテーマとする創作活動に入った。1991年、より緻密な描写のできるテンペラ画と出会い、現在の作風に至る。世田谷美術館美術大学20期(2006年)より実技・絵画の講師を務める。また、2019年12月10日~2020年1月13日に世田谷美術館2階ライブラリー前スペースにて「群馬直美 神の仕業―下仁田ネギの一生」展を開催。群馬さんアトリエ便り第2回(20分)デジタルコンテンツ「美術大学通信講座」にもどる→こちら
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世田谷美術館は開館20周年を迎えた2006年に、ホームページの新企画として「セタビ Podcasting」を開始いたしました。Podcast(ポッドキャスト)とは、いつでも好きな時に音声コンテンツをお楽しみいただけるサービスです。「セタビ Podcasting」は展覧会やイベントの舞台裏、隠れたエピソードなど、この番組でしか聴けない貴重な情報を、皆さまに音声でお届けしてきました。記念すべき第一回では、2006年に開催の企画展「クリエイターズ」展の出品作家、長大作(1921-2014)氏をゲストにお迎えしました。世田谷区在住の家具デザイナーであった長氏には、出品作品や展覧会について、またご自身のデザインに対する思いなどをお話しいただきました。セタビ Podcasting Vol.1(「クリエイターズ」展に関連した音声コンテンツ)近年では企画展「田沼武能写真展 東京わが残像 1948-1964」に関連し、昨年、文化勲章を受章された写真家・田沼武能(1929-)氏ご本人から、どのようにして写真家・木村伊兵衛の助手となったかなど、その当時のエピソードや、一発勝負で瞬間を捉える醍醐味について、撮影者ならではの想いをお話しいただきました。セタビPodcasting Vol.55(「田沼武能写真展 東京わが残像 1948-1964」展に関連した音声コンテンツ)写真家・田沼武能氏サービス開始より14年のあいだに配信したコンテンツは、現在60を数えます。出品作家はもちろん、出品作家のご家族やご子孫、研究者、展覧会監修者や担当学芸員など展覧会に関連するコンテンツから、ライヴやパフォーマンス・イベントの出演者、ワークショップのナビゲーターなど普及に関するコンテンツまで、世田谷美術館の幅広い活動をご紹介しています。「セタビ Podcasting」には世田谷美術館の活動がギュッと凝縮されています。一つのコンテンツは15~20分ほどです。「おうちで過ごそう」のこの機会に、ぜひご自宅でお楽しみください。セタビPodcasting これまでの配信一覧
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当館の名物ともいえる約半年にわたる長期講座「美術大学」、その通信講座版第2弾です。現在、休館中であるため、美術館に集まっての講座が開催できない状況で、途中で中止・延期になってしまった講座も数多くあります。そのひとつが「美術大学」の修了生を対象とした「美術大学ステップアップ・デッサン講座」。3月末まで全7回開催の予定が2月いっぱいまでの3回開催でお休みになってしまいました。その時はすぐにでも再開できると思っていたのですが、ひと月経過してみると、それが甘い考えであることがわかりました。だとしたら、ただ待っていたのでは過ぎていく時間がもったいない!できることをしようと気持ちを切り替え、講師である彫刻家の三宅一樹さんにご相談させていただきました。そこで、始まったのが「自宅で毎日3分クロッキー」です。4月4日に美術大学の修了生の方々に「自宅で毎日3分クロッキー」を呼び掛け、現在参加者55名。「クロッキー」とは、時間をかけるデッサンと異なり、素早く簡潔に線でものを捉える描写方法です。なんのことはない、ただ自宅で各自1日1枚3分クロッキーを描くだけなのですが、独りで描くのと、自分以外に54名がどこかで同じように毎日描いている、と思うのとでは、これが大違い。皆様もご一緒にいかがですか?今後も講師のコメント動画を定期的にこのブログでお送りしていきます。皆で1日1枚、クロッキーをコツコツ続けましょう!経験、年齢一切問わず!終息の折には、当館で「オフ会」ならぬ「クロッキー発表会」をおこないたく思いますので、その時にお会いできるのを楽しみにしています。自宅で毎日3分クロッキー 第1回(21分)講座名:「自宅で毎日3分クロッキー」対象:どなたでも内容:1日1枚クロッキーを描く(詳しくは動画をご覧ください)用意するもの:無地のノート、使い慣れた筆記用具(鉛筆やボールペンなど)。クロッキーをするのに必要な用具【講師からのアドバイス】・線一本でもOKですが、毎日描くことがポイントです。・時には3分以上、または一日に何枚描いても良いのですが、頑張りすぎて続かなくならないように気をつけてください。・身の回りの、愛するものがモチーフとして最適です。(ペット、植物、愛用品など)・写真は使わず、自分の眼で見て描いてください。・画面の隅に、日付を入れてください。・紙は表裏両面に描かず、一画一面が良いでしょう。「クロッキーはメモであり、日記です」人に見せる必要はありません。ですから下手でも構いません。絵の経験も要りません。専門の道具も必要ありません。無地のノートと、ペンさえあれば大丈夫です。一日3分でも、毎日描いていると、心のスイッチがONになります。スイッチがONになれば、眼が開き、心も解放されます。ステイホームのこの時期だからこそ、身心を解放しませんか?講師:三宅一樹 クロッキー:三宅一樹クロッキー:三宅一樹クロッキー:三宅一樹講師プロフィール三宅 一樹(みやけ いっき)彫刻家。1973年東京生まれ。多摩美術大学大学院博士後期過程修了、博士号取得。2003年より、世田谷美術館美術大学でデッサン・木彫などの講師を担当。近年の個展:2016年TINA KENG GALLERY(台北)、2018年アートフェア東京(日動画廊ブース)、2019年壺中居(日本橋) など。セタビ Podcasting Vol.27(三宅一樹氏「世田谷美術館教育普及プログラム」音声コンテンツ)デジタルコンテンツ「美術大学通信講座」にもどる→こちら
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世田谷美術館では開館以来「美術大学」という約7か月に及ぶ長期講座を開講しています。大学という名前ですが、正式な学校ではありません。ですが、内容はかなり濃く熱く本格的!講義と実技と鑑賞を組み合わせ、総合的に美術を学ぶ講座です。毎年応募にも人気をいただいていますが、何より修了された方々のその後の結びつきが強く、実はこの厚みがそのまま当館の普及事業の根底となっているのです。例えば、当館の誇るボランティア「鑑賞リーダー」450名の5分の4は美術大学の修了生ですし、友の会で積極的に活動している会員の方にも美術大学を修了された方がたくさんいらっしゃいます。さて、そんな美術大学ですが、現在OBを対象に実験的にオンラインミーティングアプリと動画による通信講座なるものを開催しています。その一部をこのブログでもご紹介させていただきたいと思います。第1回は美術大学の講師で、“葉っぱ”を制作のテーマとしている「葉画家(ようがか)」群馬直美さんに、アトリエから現在制作中の作品をご紹介いただきます。群馬直美さんといえば、先日当館の2階ライブラリー前スペースに展示されていた「下仁田ネギ連作」をご覧になった方もいらっしゃるかと思います。現在は新作「ツタ連作」に取組み中。今後、このブログで制作の過程をご報告していきたいと思います。Shimonita negi, Allium fis…群馬直美「神の仕業―下仁田ネギの一生」展示風景 会場…群馬さんの独特でユニークなトークをお楽しみください。聞き手はわたし、当館普及担当の東谷となります。※不慣れな撮影のため、お見苦しい画面が含まれます。酔わないようにご注意お願いしいます。群馬直美(葉画家)葉画家(ようがか)。群馬県高崎市生まれ。1982年東京造形大学絵画科を卒業後、ウインドー・ディスプレイ、イラストレーションなどの仕事に携わる。大学在学中に、新緑の美しさ、葉っぱの生命力に深く癒された経験から、“葉っぱ”をテーマとする創作活動に入った。1991年、より緻密な描写のできるテンペラ画と出会い、現在の作風に至る。世田谷美術館美術大学20期(2006年)より実技・絵画の講師を務める。また、2019年12月10日~2020年1月13日に世田谷美術館2階ライブラリー前スペースにて「群馬直美 神の仕業―下仁田ネギの一生」展を開催。群馬さんアトリエ便り第1回(18分)→「群馬さんアトリエ便り」をYoutubeで見るデジタルコンテンツ「美術大学通信講座」にもどる→こちら
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2004年からスタートした当館土曜日の名物イベント「100円ワークショップ」。小さいお子様から大人の方まで、どなたでもその場で気軽にご参加いただけ、開催中の展覧会に関連した満足度の高い創作体験ができる人気講座です。ほぼすべての材料は100円ショップや文具店でそろうものばかり。おうちで作っていただけるよう、秘伝(?)のレシピを大公開!今回、ご紹介するのは「平泉-みちのくの浄土-」展(2009年3月11日-4月19日)に関連して開催した「キラキラらでんアクセサリー」です。らでん(螺鈿)とは、貝殻を加工して器などの表面に貼りこむ技法です。ミュージアム・コレクションⅢ「受け継がれる工芸の技と心-そして現代へ」展(新型コロナウイルス感染症拡大抑制のため、2020年3月29日で終了)に展示されていた小栁種国(こやなぎたねくに)氏の漆(うるし)の箱にもらでんの技法が使われています。見る角度によって様々な色に光る夜光貝(やこうがい)や黒蝶貝(くろちょうがい)などを使って、水面(みなも)に浮かぶ菱(ひし)の花や葉が表現されています。小栁種国《蒔絵箱「巡水譜」》1995年このレシピでは、あたかも本物の貝のような(?)身近な素材で、豪華(ごうか)ならでん風ストラップをつくります。【材料】材料・黒プラ板(手に入らないときは透明(とうめい)のプラ板を焼く前に黒い油性マジックで塗りましょう)・プリズムシート(またはホログラム折り紙、キラキラ折り紙など。シワをつけたアルミホイルでも代用できます)・金のラメマニキュア(ラメが大き目で液が透明(とうめい)なもの)・マニキュアトップコート穴あけパンチ、型抜きパンチ・穴あけパンチ(写真上)・型抜きパンチ(写真下)※無くても可 根付紐(ねつけひも)・根付紐(ねつけひも)・ハサミ・つまようじ※すべて100円ショップで購入できます【作り方】1、黒プラ板を好きな形、大きさに切り抜き、パンチで穴を開けて、オーブントースターで焼いてちぢめる ※プラ板の焼き方は各メーカーの指示に従ってください 黒プラ板を切る(角を丸くする) 穴をあけるところにえんぴつで印(しるし)をつける 穴あけパンチで穴をあける 穴を開けた状態 オーブントースターでプラ板を焼く 焼き上がり(約5分の1にちぢむ)2、プリズムシートを型抜きパンチでぬいたり、好きな形に切りぬく プリズムシートを切る 3、焼きあがったプラ板に手順2で切り抜いたプリズムシートを、マニキュアトップコートで貼(は)りつける 切りぬいたプリズムシートをトップコートでプラ板に貼(…4、手順3の上からラメマニキュアでところどころ飾(かざ)る ラメマニキュアで飾(かざ)る ラメマニキュアで飾る5、手順4の上から全体にトップコートをぬる 全体にトップコートをぬる6、乾いてから根付ストラップをつけて出来上がり! 完成! 【応用編】この手法、黒くてツルツルしている樹脂(じゅし)、プラスチック製品全般であれば、直接プリズムシートを貼って楽しめます。 アクセサリーや文具、小物入れなど、いろいろ飾り付けてみましょう! ※食器には使用しないでください。デジタルコンテンツ「イベントレポート」にもどる→こちら
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2004年からスタートした当館土曜日の名物イベント「100円ワークショップ」。小さいお子様から大人の方まで、どなたでもその場で気軽にご参加いただけ、開催中の展覧会に関連した満足度の高い創作体験ができる人気講座です。ほぼすべての材料は100円ショップや文具店でそろうものばかり。おうちで作っていただけるよう、秘伝(?)のレシピを大公開!今回、ご紹介するのは「奈良原一高のスペイン」展(2019年11月23日-2020年1月26日)に関連して2020年1月25日まで開催していたタイルとモザイクを使ってスペイン風のオーナメントを作る「モザイコ・エスパニョール」です。【材料】ミニタイル各種ガラスタイル各種石粉粘土コルクボード(厚さ3mm)強力両面テープ※上記はすべて100円ショップで購入できます。タイルは専門店の方が種類もたくさん揃います。材料NEOモザイコ(新日本造形) ※材料写真の左のカラフルなもの。教材用の画材で、樹脂でできた厚さ1mmの板。手で簡単に割ることができます。色は14色。ネットショップで購入できます。下書き用の紙ふきとり用布(古Tシャツなど)【作り方】手順の概要1. オーナメントの形を考えて紙に描き、切り抜く(②)2. コルクに1の形を写す(④)3. 1にタイルをレイアウトする(⑤) 4. コルクを切り抜く。ヒモを通す場合はここで穴を開ける(⑥)コルクを切り抜き、穴を開けた状態5. コルクに両面テープを貼る(⑦)両面テープを貼る6. 5に3のレイアウト通りにタイルを貼っていく(⑧)3のレイアウト通りに、タイルのデザインを置いてみる両面テープをはがし、タイルを貼るすべてタイルを貼り終わった状態7. 粘土をちぎってタイルの間を埋める粘土を用意するタイルのすきまを粘土で埋める8. ぬれた布を使って表面を整える表面を平らに整える9. NEOモザイコを割って、すきまに埋め込む10. 表面をきれいに整えて完成!オーナメントの完成!※乾燥に1日程度かかります。乾燥時には本など載せておくと、ソリを防ぐことができます。デジタルコンテンツ「イベントレポート」にもどる→こちら