2004年からスタートした当館土曜日の名物イベント「100円ワークショップ」。小さいお子様から大人の方まで、どなたでもその場で気軽にご参加いただけ、開催中の展覧会に関連した満足度の高い創作体験ができる人気講座です。
ほぼすべての材料は100円ショップや文具店でそろうものばかり。
おうちで作っていただけるよう、秘伝(?)のレシピを大公開!
今回、ご紹介するのは「平泉-みちのくの浄土-」展(2009年3月11日-4月19日)に関連して開催した「キラキラらでんアクセサリー」です。
らでん(螺鈿)とは、貝殻を加工して器などの表面に貼りこむ技法です。ミュージアム・コレクションⅢ「受け継がれる工芸の技と心-そして現代へ」展(新型コロナウイルス感染症拡大抑制のため、2020年3月29日で終了)に展示されていた小栁種国(こやなぎたねくに)氏の漆(うるし)の箱にもらでんの技法が使われています。
見る角度によって様々な色に光る夜光貝(やこうがい)や黒蝶貝(くろちょうがい)などを使って、水面(みなも)に浮かぶ菱(ひし)の花や葉が表現されています。
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小栁種国《蒔絵箱「巡水譜」》1995年
このレシピでは、あたかも本物の貝のような(?)身近な素材で、豪華(ごうか)ならでん風ストラップをつくります。
【材料】
![](/blog/images/blg_upld00412_f.jpg)
材料
・黒プラ板(手に入らないときは透明(とうめい)のプラ板を焼く前に黒い油性マジックで塗りましょう)
・プリズムシート(またはホログラム折り紙、キラキラ折り紙など。シワをつけたアルミホイルでも代用できます)
・金のラメマニキュア(ラメが大き目で液が透明(とうめい)なもの)
・マニキュアトップコート
![](/blog/images/blg_upld00413_f.jpg)
穴あけパンチ、型抜きパンチ
・穴あけパンチ(写真上)
・型抜きパンチ(写真下)※無くても可
![](/blog/images/blg_upld00430_f.jpg)
根付紐(ねつけひも)
・根付紐(ねつけひも)
・ハサミ
・つまようじ
※すべて100円ショップで購入できます
【作り方】
1、黒プラ板を好きな形、大きさに切り抜き、パンチで穴を開けて、オーブントースターで焼いてちぢめる
※プラ板の焼き方は各メーカーの指示に従ってください
![](/blog/images/blg_upld00431_f.jpg)
黒プラ板を切る(角を丸くする)
![](/blog/images/blg_upld00416_f.jpg)
穴をあけるところにえんぴつで印(しるし)をつける
![](/blog/images/blg_upld00417_f.jpg)
穴あけパンチで穴をあける
![](/blog/images/blg_upld00418_f.jpg)
穴を開けた状態
![](/blog/images/blg_upld00419_f.jpg)
オーブントースターでプラ板を焼く
![](/blog/images/blg_upld00420_f.jpg)
焼き上がり(約5分の1にちぢむ)
2、プリズムシートを型抜きパンチでぬいたり、好きな形に切りぬく
![](/blog/images/blg_upld00421_f.jpg)
プリズムシートを切る
3、焼きあがったプラ板に手順2で切り抜いたプリズムシートを、マニキュアトップコートで貼(は)りつける
![](/blog/images/blg_upld00422_f.jpg)
切りぬいたプリズムシートをトップコートでプラ板に貼(…
4、手順3の上からラメマニキュアでところどころ飾(かざ)る
![](/blog/images/blg_upld00423_f.jpg)
ラメマニキュアで飾(かざ)る
![](/blog/images/blg_upld00424_f.jpg)
ラメマニキュアで飾る
5、手順4の上から全体にトップコートをぬる
![](/blog/images/blg_upld00425_f.jpg)
全体にトップコートをぬる
6、乾いてから根付ストラップをつけて出来上がり!
![](/blog/images/blg_upld00426_f.jpg)
完成!
【応用編】
この手法、黒くてツルツルしている樹脂(じゅし)、プラスチック製品全般であれば、直接プリズムシートを貼って楽しめます。
アクセサリーや文具、小物入れなど、いろいろ飾り付けてみましょう!
※食器には使用しないでください。
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