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企画展(終了)
1945年以降、約40年間にわたって草屋根の民家を描き続けたことで知られる向井潤吉は、1901年に京都に生まれ、1933年からは世田谷区弦巻にアトリエを構え、制作を重ねた作家です。本展は向井の画業を主軸としつつ、彼が感慨をこめて綴ったさまざまなエッセイを手がかりとして構成します。そして、その文中に登場する向井が交流をもったさまざまな人々の作品や諸資料もあわせてご紹介し、向井潤吉の画家としての足跡を辿ろうとするものです。
企画展(終了)
向井潤吉(1901−1995)は戦後、40年以上にわたって全国各地の草屋根の民家を訪ね、描きつづけてきました。本展では、油彩、水彩作品約120点に、向井潤吉が昭和36年(1961年)より28年間にわたって制作現場で撮影した写真約70点を初めて公開します。絵画と写真が初めて出会うことにより、向井潤吉がどのように風景を感じとり、絵画表現を成立させていったのかを、考察していくことができるのではないでしょうか。なお、会場には古民家の一部も再現します。
企画展(終了)
1901年(明治34年)京都府に生まれた向井潤吉は、浅井忠が創設した関西美術院に学び、写実の基礎を確立しました。渡仏してからは、ルーブル美術館の名品の数々を摸写し、西欧美術の伝統と油絵具の技法の習得に励んでいます。そうした勉強の成果は、帰国後二科展に出品した諸作品にいかんなく発揮されました。そして、1945年(昭和20年)から始められた民家のシリーズは、その画業を決定づけたと言えましょう。四季折々の美しい表情を見せる日本各地の民家を描く芸術は、日本的抒情を深く湛え、多くの人々の心をとらえ続けています。本展は、初期から最近作に至る、油彩画、デッサン、資料など約85点をもって、70年に及ぶ向井潤吉の画業を回顧するものです。
ミュージアム コレクション(終了)
向井潤吉アトリエ館 展覧会
雄大な自然の中に佇む民家の作品の多い向井ですが、広い草原や岸壁、寂し気な畦道といった一見何の変哲もない場所も描いています。民家を探し求める旅の途中で、そんな風景の何かが向井の心をとらえたのでしょう。民家を描いた作品とともに、そんな何気ない「名もない風景」を織り交ぜながらご紹介します。
向井潤吉アトリエ館 展覧会(終了)
草屋根の民家を描き続けた洋画家・向井潤吉(1901-1995)。描かれた風景上部にひろがる「空」に目を向けると、今にも降りだしそうな曇天や雲ひとつない青空、雨上がりの雲間から差し込む光など、様々な表情をみせています。空模様は作家の心情も反映しているのかもしれません。本展では空や天候に注目して作品をご紹介します。
向井潤吉アトリエ館 展覧会(終了)
草屋根民家のたたずむ姿に美を見出し、これを描くことに後半生をささげた向井潤吉(1901-1995)。本展では、向井がとらえた各地の特徴的な民家の姿とともに、旅先で向井が目を向けた、奈良の古道や和歌山の梅林などの、美しい自然の景色を織り交ぜてご紹介します。
向井潤吉アトリエ館 展覧会(終了)
向井潤吉アトリエ館は2023年7月10日に開館30周年を迎えます。本展はこれを記念し、作者自選による世田谷区への寄贈作品28点を特別に一挙公開します。故郷の京都や好んで取材した長野、東北などを含む各地を描いた優品ぞろいの作品群をぜひお楽しみください。※7月15日(土)、16日(日)、17日(月・祝)の3日間は、開館30周年を記念し、向井潤吉アトリエ館は入館無料となります。
向井潤吉アトリエ館 展覧会(終了)
戦後40年にわたり、失われゆく伝統的な草屋根の民家を描きつづけた向井潤吉(1901-1995)。その旅は、一つひとつ、かけがえのない風景との出会いの連続でした。車中から偶然に見つけ心惹かれて描いた風景や、ダム建設にともない湖底に沈むことになる民家など、その一期一会にまつわるエピソードとともに、向井が愛惜の念を込めて描いた日本各地の風景をご紹介します。
向井潤吉アトリエ館 展覧会(終了)
草屋根民家を題材とした作品で知られる洋画家・向井潤吉(1901–1995)。その作品には、しばしば軒先の洗濯物や作業に勤しむ人々の姿などが点景として描かれています。それらは画面に生彩をもたらし、描かれた民家に生命感を与えています。本展では、向井が作品に込めた、人々の生活の息遣いをご紹介します。
向井潤吉アトリエ館 展覧会(終了)
向井潤吉の生誕120年を記念し、その人生の歩みと全画業を通覧いたします。第2期は第1期と異なる作品で構成します。また、向井が愛用し、現在も向井潤吉アトリエ館に味わい深い彩りを添え続けている家具や調度品を特集し、木工作家・林二郎や民藝運動家の吉田璋也などをご紹介します。
向井潤吉アトリエ館 展覧会(終了)
2021年に生誕120年を迎える向井潤吉 (1901–1995)。明治から平成まで、それぞれの時代を歩んだその人生と、80年におよぶ画業を、初期から晩年までの作品をつうじてご紹介します。あわせて、向井が手がけた書籍の装幀や表紙画、また、着物の帯のデザインなど、向井潤吉のデザインの仕事を特集します。
向井潤吉アトリエ館 展覧会(終了)
向井潤吉が民家を描いた作品の多くは、向井がカンヴァスとイーゼルを携え現地に赴き、実際の民家を前に制作されたものです。本展ではこうした現地制作の油彩、水彩作品とともに、アトリエで手がけた大作を併せて展示し、その比較から向井潤吉の風景へのまなざしと、絵画上のさまざまな表現技法を探ります。
向井潤吉アトリエ館 展覧会(終了)
2019年秋からの改修工事を終え、この春、再開する向井潤吉アトリエ館。本展では、向井潤吉が戦後40年にわたって全国各地への旅を続け、四季折々の風景とともに描いた民家の作品をご紹介します。あわせて、向井が制作のために使用した道具や地図、記録写真、旅の思い出に持ち帰った民芸品など、民家への旅路を感じられる資料も展示します。〔担当学芸員によるギャラリートーク〕6月20日(土) ※新型コロナウイルス感染拡大抑制のために、中止いたします9月12日(土) ※新型コロナウイルス感染拡大抑制のために、中止いたします各日11:00より20分程度、参加費無料(観覧料別途)、事前申込不要
向井潤吉アトリエ館 展覧会(終了)
戦後、失われゆく草屋根の民家を描き続けた画家・向井潤吉は、日本各地を巡る旅の体験を綴ったエッセイも数多く残しました。本展では、こうした旅行記をはじめ、激動の昭和とともに歩んだ画家人生における様々な回想など、向井が語った言葉を軸に、それぞれの文章とかかわりの深い絵画作品をあわせてご紹介します。
向井潤吉アトリエ館 展覧会(終了)
日本各地には、自然とともに生きる人々の暮らしによって育まれた、風土のかたちともいえる特徴的な民家の姿があります。世界遺産・白川郷の「合掌造り」をはじめ、「兜造り」や「曲がり家」など、向井潤吉が描いた、それぞれの土地の環境のなかでかたちづくられた、人々の息づかいがただよう民家の造形美をお楽しみください。
向井潤吉アトリエ館 展覧会(終了)
草屋根民家の立ち並ぶ街道、木漏れ陽の道、雨に濡れた宿場町―。向井潤吉は各地で草屋根の民家を描くなかで、歴史の重なりを感じさせる街道や宿場町の風景にも数多く出会いました。本展では向井潤吉の絵画における民家と人々の暮らしをつなぐ街道に着目し、旅情に溢れた作品の数々をご紹介します。
向井潤吉アトリエ館 展覧会(終了)
向井潤吉の民家を求め、それらを描き重ねる旅は、80歳を超えてもなお、たゆまず続けられました。1970年代から1980年代の作品を中心に、その円熟味を増した創造の世界をご紹介します。
向井潤吉アトリエ館 展覧会(終了)
1950年代から1960年代にかけて、向井潤吉は民家を描くことに対する姿勢をかため、精力的に日本各地を巡りました。フランスに再訪して出会った西洋の建物や風景も含め、向井が描いたさまざまな作品をご紹介します。
向井潤吉アトリエ館 展覧会(終了)
京都に生まれ、関西美術院で学んだ向井潤吉。戦前には渡欧しルーヴル美術館での摸写にとりくみました。戦時中の従軍体験を経て、戦後、民家というモティーフへといたった、向井の画家としての前半生をたどります。〔ギャラリートーク〕5月13日(土)11:00~(20分程度の担当学芸員による解説) 参加費 無料※観覧料別途 事前申込不要
向井潤吉アトリエ館 展覧会(終了)
日本の山々がみせる四季の彩りは、向井潤吉が好んだモチーフの一つです。若葉の緑、紅葉、そして雪景色。向井の絵筆によって表現された、豊かな自然の色彩をお楽しみください。
向井潤吉アトリエ館 展覧会(終了)
古く万葉の時代から風趣ある景色として人々に好まれ、向井潤吉にとって、最も身近な取材地だった武蔵野。東京、埼玉近郊で描かれた油彩作品と現場でのスケッチなどをご紹介します。
向井潤吉アトリエ館 展覧会(終了)
水辺に佇む草屋根の民家。それは、水が人々の豊かな生活を支えてきた証だといえるでしょう。向井潤吉が全国各地を訪ねて描きとどめた、川辺や海辺の生活風景をご紹介します。
向井潤吉アトリエ館 展覧会(終了)
京都に生まれ、関西美術院で美術の基礎を学んだ向井潤吉。世田谷を拠点とした後も、ゆかりの地をはじめ、四国や九州地方を含む西日本の民家風景を旅して描いた作品群を紹介します。
向井潤吉アトリエ館 展覧会(終了)
改修工事のため2015年12月7日(月)~2016年2月5日(金)の期間、休館いたします。
向井潤吉アトリエ館 展覧会(終了)
向井潤吉は各地の民家を描くばかりでなく、写真として記録もしていました。それら写真と絵画作品を並置することで、戦後の復興期、変わりゆく日本の風景を見つめた画家の眼を再現します。
向井潤吉アトリエ館 展覧会(終了)
日本全国を訪ね歩き、各地の民家を描き続けた向井潤吉。青森や岩手、宮城、福島などを中心に、多くは晩春から初夏にかけ、東北地方を瑞々しく描いた作品を中心に展覧します。
向井潤吉アトリエ館 展覧会(終了)
新たに収蔵品として加わった連載小説『悪名』や『体の中を風が吹く』の挿絵原画など、向井の知られざる挿画や装幀といった書籍の仕事とともに、随筆家としての横顔も紹介します。
向井潤吉アトリエ館 展覧会(終了)
戦前にパリで摸写した泰西名画、戦中のアジアでの従軍スケッチ、戦後のパリ再訪や中国への旅行で描いた異国の風景など、向井が国外で描いた民家以外の作品を中心に紹介します。
向井潤吉アトリエ館 展覧会(終了)
春夏秋冬の移ろいを油彩で描いた民家のある風景とともに、向井の原画をもとに出版された木版画集『民家十二カ月集』を加え、向井がみつめた美しい日本の四季を紹介します。