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美術鑑賞教室

美術鑑賞教室とは

世田谷区立小学校(4年生)及び中学校の美術鑑賞教室プロジェクト


「美術鑑賞教室」は、1986年の開館以来、世田谷区教育委員会と世田谷美術館とが協力して、子どもたちにとって美術館が身近な場所に感じられるように、という願いをこめて実施している事業です。世田谷区教育委員会の主催で地域すべての区立小学校(61校)と区立中学校(29校)の来館を受け入れています。小学校は4年生(年間約6,000名)を対象とし、ほぼ1年を通し平日の午前中に授業の一環として学校単位で来館します。また中学校は全学年(年間約10,000名)を対象とし、夏休みを中心に個別で来館します。

世田谷区教育委員会が、学校との調整や、バスの手配などを行ない、美術館側は、来館した子ども達のサポートを行います。小学生には『美術鑑賞ガイド』、先生方には『子どもと美術を楽しむために』というパンフレットを、中学生には『SETABI GUIDE』という鑑賞の手引きを学校を通じて事前に配布しています。

現在では、一部の学校と連携した事業を実施している美術館も多くあります。しかし、地域の子ども達すべてを対象とした、こうした事業は全国的にみてもめずらしいものです。
1986年の開館以来、まさにパイオニアとして多くの子どもたちを受け入れてきた実績は、日本の美術館活動を見渡しても特筆すべきものでしょう。そして、この継続的に行われてきた子どもたちに開かれた事業は、世田谷美術館の普及事業の大きな特徴であり、世田谷区の誇れる教育活動です。

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