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企画展(終了)
1610年に創業した竹中工務店は、大工の棟梁として400年の歴史をきざみはじめ、その棟梁精神は明治期以降の近代的建築業に発展する中に脈々と受け継がれています。それは設計と施工が一体となった業態に進化し、さらに活躍の舞台を世界へ広げています。本展では、長き歩みの中で創造された「かたち」の数々を写真、模型、図面などをメインとし、同時代の美術作品やグラフィックなど多彩な周縁資料を加えご紹介することで、日本の近代化の過程を建築"という視点から眺望します。"
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■「出会いのかたち―街づくり あべのハルカスをめぐって」■「はたらくかたち―事務所建築の変遷と竹中工務店のオフィスづくり」■「夢を追うかたち―東京ドームと市立吹田サッカースタジアムの計画と建設」■「暮らしのかたち―竹中工務店 住まいの空間」■「感性を育むかたち―佐川美術館・樂吉左衞門館と竹中大工道具館」■「時を紡ぐかたち―明治生命館と三菱一号館」
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竹中工務店が手がけた数々の建築の「かたち」を、身体をつかってあらわします。お子さんも保護者の皆さんも一緒に、建築を体感してみましょう!※「けんちく体操」ウェブサイト http://kenchiku-taiso.com/
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薄い天然木材を組み合わせた寄木のマグネットづくり。
ミュージアムショップ
目次「あいさつにかえて」酒井忠康 「棟梁精神と品質経営の伝承」竹中統一「私のみた竹中のDNA」槇文彦「竹中の建築デザイン」藤森照信「戦後の大工仕事」内田祥哉図版 はじまりのかたち出会いのかたちはたらくかたち夢を追うかたち暮らしのかたち感性を育むかたち時を紡ぐかたちこれからのかたち季刊誌『approach』と竹中工務店竹中工務店の社会貢献公益財団法人竹中育英会公益財団法人竹中大工道具館公益財団法人ギャラリーエークワッド竹中工務店の出版・刊行「「竹中工務店400年の夢」展覧会ノート」橋本善八「描かれた大阪・東京と竹中建築」池㞍〔異体字:尻の九=丸〕豪介「竹中工務店400年の夢―時をきざむ建築の文化史―」展関連年表出品作品リスト建築工事記録写真 映像展示リスト関連企画一覧奥付編集:橋本善八、池㞍豪介、杉山悦子(世田谷美術館) 編集補助:新宮和聖、伊東萌美翻訳:株式会社ティディプランナーズ、渡辺洋デザイン:川野直樹、森重智子(株式会社美術出版社デザインセンター)制作:名塚雅絵、野村慶子(株式会社美術出版社デザインセンター)印刷:大日本印刷株式会社発行:世田谷美術館(公益財団法人せたがや文化財団)©2016
ブログ
「竹中工務店400年の夢」展に関連して、美術館の併設レストラン「ル・ジャルダン」では、竹中工務店が1935(昭和10)年に手掛けた洋風建築のホテルの先駆け、雲仙観光ホテルの幻のメニューの再現に挑戦します!雲仙観光ホテルは、外国人観光客をもてなすために建てられました。日本在来建築の様式を活かし、豪壮華麗さと素朴で簡潔なコテージ趣味を兼ね備えたクラシックホテルとして現在も愛され続けています。2003(平成15)年には、雲仙天草国立公園の街並みづくりの貴重な景観構成要素として、国の登録有形文化財にも指定されています。その雲仙観光ホテルに遺された開業当時の1枚のメニュー。料理を締めくくるデザートの「レモンアイスクリーム」のみ、現在も同ホテルのオリジナル・メニューとして提供し続けられているものの、他のメニューのレシピは残っていません。そこで、「竹中工務店400年の夢」展の会期中、レストランでは、往時のフレンチをイメージしたランチコースに挑戦しました。前菜の「オイルサーディンのオードブル」は、大ぶりのマイワシを使って、ルッコラとイタリアンパセリの鮮やかな緑のソースをアクセントに。スープは、「コンソメスープ野菜入り」ということで、透みきった琥珀色のコンソメスープを。一さじ口にはこぶと、じっくりと煮込んだ牛と野菜の旨みが口の中いっぱいに広がります。水晶のようなタピオカの存在が、食感にさりげなく変化をもたらします。メインは、柔らかくて甘みのある国産牛を使った「サーロインステーキ デミグラスソース」。そして、最後は現在も同ホテルで提供している伝統の「レモンアイスクリーム」。ミルクにレモンの爽やかさが優しく広がる、クラシカルなさっぱりしたデザートです。昭和初期の洋風建築の雰囲気を食から想像してみてはいかがでしょう?展覧会で展示されている雲仙観光ホテルの建築写真や図面などを思い描きながら、洋風スタイルが憧れだった時代の正統派フレンチの味を是非ご堪能いただければ幸いです。展覧会会期中、1日20食の限定です。(パン・コーヒーまたは紅茶付で税込3000円)是非この機会にお楽しみください。メニューの詳細はレストラン ル・ジャルダンのホームページ をご覧下さい。