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企画展(終了)
知られざるアラブ世界・ヨルダンの文化を日本で初めて本格的に紹介 紀元前八千年頃には、ヨルダン渓谷で人類最古の農業が営まれ、古来より重要な交易路があり、まさに中東の枢軸に位置するヨルダンは、定住農耕民と遊牧民の社会が交じりあう世界でもまれな地域です。ヨルダンの歴史と文化は、ローマ帝国や、ビザンチン帝国など外部からの影響と、紀元前4世紀のナバタエ王国の文化などに見られる素朴かつ、穏やかな性質のヨルダンならではの固有性とが同時に存在し、育まれてきたといえるでしょう。本展では、人類最古の塑像といわれる紀元前6500年頃に作られた人体像が出土するなど、様々な文化のはざまで花開いたヨルダンの歴史を、旧石器時代から、イスラム王朝ウマイヤ朝(7~8世紀)を中心に、発掘品の土器や彫刻、ガラス、服飾品などそれぞれの時代を代表する作品によって浮彫りにします。
イベント(終了)
「沙漠の王国 ヨルダン展」監修を務める藤井純夫氏より、ご自身の10年に渡るヨルダン調査についてご講演いただきます。
イベント(終了)
楽器、音階、リズムなどを紹介しながら、アラブ古典音楽の名曲、タクスィーム(即興演奏)などを演奏します。
刊行物
目次◆は作品解説ページ「ヨルダンの歴史」藤井純夫(金沢大学文学部 教授)◆「旧石器時代」作品解説:安倍雅史(リバプール大学大学院 博士課程)◆「新石器時代」作品解説:安倍雅史◆「銅石器時代」作品解説:安倍雅史◆「青銅器時代」作品解説:和田久彦(古代オリエント博物館 非常勤研究員)コラム「ヨルダンを発掘する」藤井純夫◆「鉄器時代」作品解説:和田久彦◆「ヘレニズム・ナバテア時代」作品解説:宮下佐江子(古代オリエント博物館 研究員)石田恵子(古代オリエント博物館 研究員)◆「ナバテア・ローマ時代」作品解説:宮下佐江子・石田恵子コラム「聖書とヨルダン」宮崎修二(立教大学 非常勤講師)◆「ビザンツ時代」作品解説:宮下佐江子・石田恵子◆「初期イスラーム・ウマイヤ朝時代」作品解説:宮下佐江子コラム「黒テントを建てる」藤井純夫◆「ヨルダンの民族衣装」作品解説・ミニコラム:道明三保子(文化学園服飾博物館 学芸室長)◆「ヨルダン・ハシェミット王国」作品解説:バケル アルマジャリ(ヨルダン・ハシェミット王国王宮府)特別企画 ヨルダン在住経験者が語る「ヨルダンの魅力」数字で読む現代のヨルダン「ヨルダン遺跡あんない」藤井純夫「ヨルダン博物館あんない」藤井純夫「ヨルダンの歴史と文化をもっと知るために」藤井純夫出品目録索引奥付主催:世田谷美術館、NHK、NHKプロモーション、ヨルダン・ハシェミット王国観光遺跡省考古局後援:外務省、文化庁、駐日ヨルダン・ハシェミット王国大使館協力:全日本空輸株式会社、ロイヤルヨルダン航空監修:藤井純夫、金沢大学文学部教授発行:NHK、NHKプロモーションデザイン:エヌ・シー・ピー印刷:日本写真印刷©2004 NHK , NHK Promotions