知られざるアラブ世界・ヨルダンの文化を日本で初めて本格的に紹介
紀元前八千年頃には、ヨルダン渓谷で人類最古の農業が営まれ、古来より重要な交易路があり、まさに中東の枢軸に位置するヨルダンは、定住農耕民と遊牧民の社会が交じりあう世界でもまれな地域です。ヨルダンの歴史と文化は、ローマ帝国や、ビザンチン帝国など外部からの影響と、紀元前4世紀のナバタエ王国の文化などに見られる素朴かつ、穏やかな性質のヨルダンならではの固有性とが同時に存在し、育まれてきたといえるでしょう。
本展では、人類最古の塑像といわれる紀元前6500年頃に作られた人体像が出土するなど、様々な文化のはざまで花開いたヨルダンの歴史を、旧石器時代から、イスラム王朝ウマイヤ朝(7~8世紀)を中心に、発掘品の土器や彫刻、ガラス、服飾品などそれぞれの時代を代表する作品によって浮彫りにします。
本展では、人類最古の塑像といわれる紀元前6500年頃に作られた人体像が出土するなど、様々な文化のはざまで花開いたヨルダンの歴史を、旧石器時代から、イスラム王朝ウマイヤ朝(7~8世紀)を中心に、発掘品の土器や彫刻、ガラス、服飾品などそれぞれの時代を代表する作品によって浮彫りにします。