[カタログ/2006年発行]
-開催概要から-
豊富な資料で日本のパブリック・アートの歴史を初めて紹介
今回の展示では丹下健三の「広島平和記念公園」から、ゴミ処理場を再生したイサム・ノグチの「モエレ沼公園」、地滑り対策でもあるダニ・カラヴァンの最新の「室生山上公園芸術の森」などを重点プロジェクトとして取り上げます。併せて各地で行われた参加型のユニークなプロジェクトなども紹介します。
本展は戦後のパブリックアートの主要なプロジェクトを模型、図面、写真、映像などの豊富な資料によって検証し、これからのアートとまちづくりの理想的な関係を探ろうとするものです。
目次〔カタログ〕
「パブリックアートとは何か―展覧会に寄せて」酒井忠康
「存在するアート=1989」細田雅春
I エポックメイキング・プロジェクト
I-1 広島平和記念公園
I-2 彫刻のあるまちづくり
I-3 彫刻の森美術館
I-4 大阪万国博覧会お祭り広場
I-5 首都圏の再開発
I-6 ベネッセアートサイト直島・家プロジェクト
I-7 大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ
I-8 モエレ沼公園
I-9 室生山上公園芸術の森
II ユニーク・プロジェクト
II-1 環境造形Q
II-2 日向ぼっこの空間
II-3 アルテピアッツァ美唄
II-4 養老天命反転地
II-5 注文の多い楽農店(だんだん畑)
II-6 潜在する音の海―Wave Wave Wave, Umi-Tsukushi
II-7 津和野川護岸整備/片山津温泉まちなか広場(仮称)
II-8 緑の森の一角獣座
II-9 ウインドキャラバン~地球観測の旅
II-10 時の知層(和泉シティプラザ)
II-11 芝川再生 水箱アートミュージアム構想
III 戦後パブリックアートの諸相
III-1 先駆的な事例
III-2 彫刻公園/美術館屋外彫刻
III-3 都市/建築/ランドスケープ
III-4 自然へのアプローチ
III-5 地域/社会/コミュニケーション
日本のパブリックアート関連年表
図版リスト
奥付〔カタログ〕
編集:吉崎元章(札幌芸術の森美術館学芸員)、樋泉綾子(札幌芸術の森美術館学芸員)、石井幸彦(世田谷美術館学芸員)、水沢勉(神奈川県立近代美術館企画課長)、清水裕子(実行委員会事務局/空間造形コンサルタント)、畑山祐子(実行委員会事務局アシスタント)
発行:「空間に生きる―日本のパブリックアート」展開催実行委員会、空間造形コンサルタント ©2006
奥付〔DVD〕
撮影:荒木隆久
編集:上杉朋子
DVDオーサリング:関口剛
発行:「空間に生きる―日本のパブリックアート」展開催実行委員会、空間造形コンサルタント ©2006