[カタログ/2004年発行]
-開催概要から-
旧作から新作まで、写真家・宮本隆司の全貌を紹介する、国内初の展覧会
日比谷映画劇場の解体現場など、現代都市に出現した廃墟をテーマとした写真シリーズ《建築の黙示録》(1986年)により、1989年、第14回木村伊兵衛写真賞を受賞した写真家・宮本隆司(1947~)。以後、急激に変貌していく都市の諸相を写し出した作品を精力的に発表。イタリアやドイツなどの国際展でも高い評価を受けています。
本展では、宮本隆司の20年を越える活動の全貌を、日本の美術館で初めて通覧します。初期作品から震災直後の神戸を撮影した巨大写真(ヴェネツィア・ビエンナーレ出品作・日本初展示)、《ピンホールの家》シリーズなど新作を含む約200点により、いま、最も注目されている写真家・宮本隆司のこれまでの軌跡と新たな展開をご紹介します。
本展では、宮本隆司の20年を越える活動の全貌を、日本の美術館で初めて通覧します。初期作品から震災直後の神戸を撮影した巨大写真(ヴェネツィア・ビエンナーレ出品作・日本初展示)、《ピンホールの家》シリーズなど新作を含む約200点により、いま、最も注目されている写真家・宮本隆司のこれまでの軌跡と新たな展開をご紹介します。
目次
「宮本隆司写真展によせて」酒井忠康
「光跡に目を澄まして―宮本隆司論」林道郎
図版
01 建築の黙示録
02 九龍城砦
03 段ボールの家
04 神戸 1955
05 アンコール
06 美術館島
07 ピンホールの家
08 さかさま・うらがえし
「宮本隆司の仕事 1973-2004」遠藤望
作家略歴
展覧会歴
文献目録
出品作品リスト
奥付
本図録は(A)(B)2種類の表紙デザインを施し発行した。
編集:遠藤望、杉山悦子
編集補助:髙林夏子
翻訳:スタンリー・N・アンダソン
校閲:岩田高明
デザイン:梯耕治
印刷:光村印刷株式会社
発行:世田谷美術館 ©2004