世田谷美術館では、開館当初より区内在住作家の近作を一堂に紹介する企画として、毎年「世田谷美術展」を開催しています。世田谷区には、今日の美術界をリードする作家が数多く在住されています。また一方では、若手・新人作家の活躍にも目覚しいものがあり、その表現領域は伝統的な日本画から現代美術に至るまで、多岐にわたっています。今年も新規出店作家9名を含めた101名の方々の作品が出品されています。本展は世代、会派、ジャンルを超えて区内在住作家の全体像を展望するまたとない機会であると同時に、日本の美術界の現況を示すものとなるでしょう。