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終了

1994.04.03 - 05.05

難波田龍起展
一九五四年以後ー抽象の展開・生命(いのち)の響き

開催概要

難波田龍起(1905〜)は、日本の抽象絵画の流れに、清冽で厳しい構成と、生命によせる詩情を合わせ持つ、深い内面性を表出した作品により、確固たる位置築き上げてきました。
 既に、出生地北海道の道立近代美術館および道立旭川美術館で1982年に東京国立近代美術館では1987年に大規模な回顧展が開催され、その評価の高さを裏付けるものとなっております。
 世田谷に居を構えて58年、年齢を加えるごとにいよいよ充実の度を深め、ますます優れた作品を発表し続ける難波田龍起の、高い到達地を示す近作を中心に捉えながら、抽象を自らの表現形態として選び取って以降の40年の軌跡を、世田谷美術館で展観することは、日本の抽象絵画を考察する上で、重要なものとなることと思われます。
 近作を中心に、油彩約60点、水彩約20点に蝋画、コラージュを交えた構成により、心情風景の理性的構築ともいえる、難波田龍起の絵画世界の現在をご紹介しようとするものです。

基本情報

会期:
1994年4月3日(日)〜5月5日(木)
開館時間:
10:00~18:00(入場は17:30まで)
休館日:
毎週月曜日
会場:
世田谷美術館 展示室

開催概要

難波田龍起(1905〜)は、日本の抽象絵画の流れに、清冽で厳しい構成と、生命によせる詩情を合わせ持つ、深い内面性を表出した作品により、確固たる位置築き上げてきました。
 既に、出生地北海道の道立近代美術館および道立旭川美術館で1982年に東京国立近代美術館では1987年に大規模な回顧展が開催され、その評価の高さを裏付けるものとなっております。
 世田谷に居を構えて58年、年齢を加えるごとにいよいよ充実の度を深め、ますます優れた作品を発表し続ける難波田龍起の、高い到達地を示す近作を中心に捉えながら、抽象を自らの表現形態として選び取って以降の40年の軌跡を、世田谷美術館で展観することは、日本の抽象絵画を考察する上で、重要なものとなることと思われます。
 近作を中心に、油彩約60点、水彩約20点に蝋画、コラージュを交えた構成により、心情風景の理性的構築ともいえる、難波田龍起の絵画世界の現在をご紹介しようとするものです。

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