カナダの現代美術家3人からなる「ジェネラル・アイディア」は1968年のグループ結成以来、ヴィデオ、パフォーマンス、平面、立体作品、写真、雑誌など、多様な媒体を用いて活動を行い、欧米で高く評価されてきました。この展覧会は、「1984年ミス・ジェネラル・アイディア・パヴィリオンの武具庫」と題され、西洋の紋章を模した楯状の大小40点のパネルで構成されています。鮮やかな色彩で描き出されたその紋章は、古典的なデザインを写しながらも、現代社会への痛烈な皮肉(アイロニー)、来るべき未来への彼らのメッセージがこめられています。