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ミュージアムショップ

高橋秀+藤田桜展図録

『高橋秀+藤田桜―素敵なふたり』

[カタログ/2019年7月6日発行]

-開催概要から-

ちょっと心がくすぐられる、生命感あふれる有機的なフォルムの作風で知られる高橋秀(1930-)は広島県福山市で生まれ、1961年に安井賞を受賞しました。 藤田桜は東京に生まれ、現在の大妻女子大学を卒業後、少女雑誌『ひまわり』の編集者として若き日を過ごしました。やがて、ふたりは出会い、1958年に結婚します。新居を世田谷・弦巻に定め新生活をスタートさせましたが、1960年代のはじめには日本を離れ、ふたりはイタリアにわたり2004年までの41年間、ローマを暮らしと制作の拠点としました。 高橋は現代美術作家としてヨーロッパ各地、そして日本でも作品を発表し、藤田は布貼り絵という独特な表現で、子どもむけ図書の表紙絵や絵本の制作を重ねました。現在、ふたりは岡山県倉敷市の沙美(さみ)海岸にアトリエを構え、互いに90歳前後となってもなお、 それぞれに作品の制作を続けています。本展では、この素敵なふたりの歩みと、その創作の軌跡を最近作も交えてご紹介いたします。


目次

「ごあいさつ」高橋秀

「ごあいさつ」藤田桜

「素敵なふたりを訪ねて 秀さん、桜さんにきく」聴き手:橋本善八



高橋秀の仕事

「長い友情」瀬戸内寂聴

「秀・桜さんとの素敵な私的交流―ふたりの滞伊前後折々の余白にて」馬場駿吉

「高橋秀、藤田桜ご夫妻」黒住宗晴

「秀桜基金のことなど」酒井忠康



藤田桜の仕事

「高橋秀―世田谷での出会いと歩み」池㞍豪介

「こどものともだち―藤田桜の風景―」佐々木千恵

「藤田桜の出発点、1940年代の出会い」藤巻和恵

「高橋秀―北九州との関わり」清田幸枝



「高橋秀 略年譜」編:谷藤史彦

「藤田桜 略年譜」編:佐々木千恵

「高橋秀 関連主要文献」編:谷藤史彦

「藤田桜 関連主要文献」編:藤巻和恵

「藤田桜 雑誌・本の仕事」編:藤巻和恵

出品リスト



奥付

2019年7月1日初版第1刷印刷

2019年7月6日初版第1刷発行

編集:橋本善八、池㞍豪介、加藤絢(世田谷美術館)/佐々木千恵(倉敷市立美術館)/藤巻和恵(伊丹市立美術館)/清田幸枝(北九州市立美術館)/清水範之(株式会社国書刊行会)/岡村勇佑(秀 art studio)

翻訳:クリストファー・スティヴンズ

デザイン:馬面俊之

発行者:佐藤今朝夫

発行所:株式会社国書刊行会

印刷・製本所:株式会社公栄社

ISBN978-4-336-06361-8 C0070

© 2019 Takahashi Shu and Fujita Sakura
Setagaya Art Museum
Kurashiki City Art Museum
Itami City Museum of Art
Kitakyushu Municipal Museum of Art
Kokushokankokai Inc.

2640円(税込)

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