[カタログ/2019年4月26日発行]
-開催概要から-
目次
「挨拶にかえて」酒井忠康
「追想の小野二郎」菅野昭正
「モリス主義者の遺したものは―小野二郎の仕事(と未完のプロジェクト)」川端康雄
図版
第I部:ユートピアを求めて
第1章:ウィリアム・モリス研究者の書斎から
第2章:ウィリアム・モリスのケルムスコット・プレス
ケルムスコット・プレス設立趣意書 一八九六年発表のエッセイ
第3章:ウィリアム・モリス研究
挿話:小野悦子の仕事
第II部:編集者・小野二郎の誕生
第1章:東京大学大学院から弘文堂へ
第2章:晶文社と出版活動
「晶文社の小野二郎」津野海太郎
「晶文社の経験―生活の地平」林道郎
「そこにはないものの大切さ」堀江敏幸
「晶文社に導かれて」宮沢章夫
「「音楽は娯楽だ。趣味だ。」か?」小沼純一
「ふつう思想といわれているものが趣味で、趣味がじつは思想だ。」岡本仁
第3章:植草甚一と髙平哲郎
「小野二郎「これからの人生」 What are You Doing the Rest of your Life?」髙平哲郎
第4章:運動の半ば、早すぎる死
「平野流」鳥海修
第III部:高山建築学校
第1章:高山建築学校に集った講師、クリエイターたち
挿話:川俣正の仕事
第2章:石山修武のセルフビルド、自邸「世田谷村」
「知識人の「 」から動こうとした矢先に―小野二郎小論」石山修武
「ある編集者のユートピア=小野二郎」矢野進
資料編I 〔小野次郎による著作の再録〕
編集者の仕事/物質に孕まれた夢 芸術・教育・労働/紅茶を受皿で/モリス商会の壁紙/端物印刷物の世界 ビラ・チラシ・切符など/住み手の要求の自己解体をこそ 住宅の街路化への提案/ツノ出せ、オノ出せ、オサダ出せ
「小野二郎 年譜」編:川端康雄
資料編Ⅱ
「小野二郎 著作リスト」編:世田谷美術館
「小野二郎 関連文献」編:遠藤望
「晶文社出版リスト(1960-1983)」編:三木敬介
出品資料目録
奥付
学術協力:川端康雄(日本女子大学教授)
編集:矢野進、遠藤望、三木敬介、橋本善八(世田谷美術館)
編集補助:鶴三慧、新宮和聖
タイトル文字デザイン:平野甲賀
デザイン:桑畑吉伸
制作:リーヴル
印刷:光村印刷株式会社
発行:世田谷美術館(公益財団法人せたがや文化財団)
2019年4月26日
©2019 Setagaya Art Museum
2500円(税込)