[カタログ/2019年2月8日発行]
-開催概要から-
田沼武能(1929-)は東京写真工業専門学校(現・東京工芸大学)を卒業後サン・ニュース・フォトス社に入り、木村伊兵衛の助手として写真家人生をスタートしました。『藝術新潮』の嘱託写真家として文化人の肖像写真による連載で注目を集めたのち、アメリカのタイム・ライフ社と契約しフォト・ジャーナリズムの分野でも活躍。また、黒柳徹子ユニセフ親善大使の援助国訪問には1984年の初回からすべてに同行するほか、これまで120カ国を超える世界中の子どもたちを撮影してきました。
卒寿を迎える今も写真家として第一線で活躍する田沼ですが、彼が子どもや文化人の写真と並びライフワークとしてきたのが、自身の生まれ育った下町を中心とした東京の写真です。戦後の焼け野原から出発し、様々な矛盾を内包しながらも再生を目指し激しく変貌した都市・東京。その諸相を捉えた写真作品180点を「子ども」「下町」「街の変貌」の3つの視点からご紹介します。
さらに、当館での個展開催にちなみ特別企画として、世田谷区ゆかりの文化人の肖像写真24点も展示します。これら多彩な作品により、田沼武能の写真世界の魅力をご堪能ください。
卒寿を迎える今も写真家として第一線で活躍する田沼ですが、彼が子どもや文化人の写真と並びライフワークとしてきたのが、自身の生まれ育った下町を中心とした東京の写真です。戦後の焼け野原から出発し、様々な矛盾を内包しながらも再生を目指し激しく変貌した都市・東京。その諸相を捉えた写真作品180点を「子ども」「下町」「街の変貌」の3つの視点からご紹介します。
さらに、当館での個展開催にちなみ特別企画として、世田谷区ゆかりの文化人の肖像写真24点も展示します。これら多彩な作品により、田沼武能の写真世界の魅力をご堪能ください。
目次〔田沼武能写真集 東京 わが残像 1948-1964〕
「暮らしの詩と真実(田沼武能への手紙)」(序文)酒井忠康
図版篇
第1章 子どもは時代の鏡
図版1~60
「エッセイ」川本三郎
第2章 下町百景
図版61~120
「エッセイ」川本三郎
第3章 忘れ得ぬ街の貌
図版121~180
「エッセイ」川本三郎
解説篇
「街頭の人間模様」マーク・フューステル、訳:中尾ハジメ
資料篇
「田沼武能年譜」編:三木敬介
「田沼武能主要文献」編:三木敬介
作品リスト
「東京 わがふる里」(あとがき)田沼武能
奥付〔田沼武能写真集 東京 わが残像 1948-1964〕
2017年10月31日 第1刷発行©
著者:田沼武能
執筆:田沼武能、川本三郎、酒井忠康、マーク・フューステル、木村麻紀子
デザイン:熊谷博人、望月文子
協賛:株式会社ニコン、株式会社ニコンイメージングジャパン
発行者:岩原靖之
発行:株式会社クレヴィス
印刷製本:文化堂印刷株式会社 HBP-700
ISBN978-4-904845-94-3 C0072
目次 なし
〔田沼武能写真展 東京わが残像1948-1964 特別企画 世田谷の文化人〕
奥付
〔田沼武能写真展 東京わが残像1948-1964 特別企画 世田谷の文化人〕
2019年2月8日発行
著者:田沼武能
編集:三木敬介(世田谷美術館)
発行:世田谷美術館
デザイン:桑畑吉伸
制作:リーヴル
©2019田沼武能 Tanuma Takeyoshi
©2019世田谷美術館 Setagaya Art Museum
〔田沼武能写真集 東京 わが残像 1948-1964展にあわせて刊行〕
2547円(税込)