[カタログ/2005年発行]
-開催概要から-
鉄や銅、鉛などの素材を使い、深い自然観に基づく思索的な作品を制作することで知られる現代彫刻家・若林奮が一昨年、惜しまれつつこの世を去りました。若林は彫刻家として著名ですが、一方で版画に親しみ、生前に制作した版画の総数は約700点にも及びます。
本展は若林の代表的な版画集や版を応用した紙の作品、版画と関連する彫刻の小品などを紹介し、若林奮の版画の魅力に迫ります。
本展は若林の代表的な版画集や版を応用した紙の作品、版画と関連する彫刻の小品などを紹介し、若林奮の版画の魅力に迫ります。
目次
「若林奮版画展に寄せて―発想の周辺」酒井忠康
「若林奮の版画―焼きなまし銅板をめぐって」石井幸彦
図版
版画
手彩色版画
彫刻
関係資料
若林奮 略年譜
文献目録
出品リスト
奥付
編集:世田谷美術館(石井幸彦、野田尚稔)
デザイン:中村道高(美術出版デザインセンター)
制作:美術出版デザインセンター
発行:世田谷美術館 ©2005
1600円(税込)