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企画展(終了)
純白に輝くばかりのタジ・マハールの美しさ。あるいはエローラのモニュメンタルな石窟寺院、南インドのヒンドゥー寺院の壮麗なゴープラム(塔門)、アグラ近郊の端正な古都ファティブール・シクリ果ては土俗の神々をまつる路傍のけばけばしい祠にいたるまでインド建築の異空間はその強烈なエキゾティシズムで私たちを魅了してやみません。独特の宇宙論に基づくインド数千年の空間探求の営みを、一部実際に建築空間をシュミレーションとして再現しながら、写真、図面、模型等により紹介します。また会場の一画でマルチ・スクリーン・プロジェクター使用のスライド・ショーにより、インドの風土と建築がヴィジュアルに体験できます。なお、本展はインド祭関連行事として開催されます。
刊行物
目次ごあいさつメッセージ「序論」チャールズ・コレアカタログマヌシャ:人間の尺度としての建築マンダラ:宇宙モデルとしての建築クンド・ワピ:地下建築イスラム:天上の楽園マンターナ:神話の変容英領植民地時代 I: 建築と政治支配英領植民地時代 II: 文化の移植近代:未来の創出ルーツ:深層構造としての文化「インド建築史の流れ」飯塚キヨ「インド建築の設計方法~古代建築書『マーナサーラ』(Manansara)の世界~」黒河内宏昌「インド建築の下層にある根本的法則」カピラ・ヴァツヤヤン「相似する構造:幾つかの部族住居の儀式的要素」ジョティンドラ・ジェイン「ル・コルビュジェ―建築のアクロバット」B.V.ドーシ、カルメン・カガールによるインタビュー「M.J.P.ミストリ―棟梁(ルビ:マスター・ビルダー)の末裔」スミタ・グワプタとのインタビュー現代インド建築家略歴関連地図年表文献目録語句解説奥付監修:飯塚キヨ論文:飯塚キヨ、黒河内宏昌翻訳:黒河内宏昌、稲垣直、土居義岳、塩田純一、遠藤望編集:世田谷美術館(塩田純一)、日本建築学会(飯塚キヨ、黒河内宏昌、鈴木博之)制作:フレックス発行:世田谷美術館©世田谷美術館 日本建築学会 1988