(9件)
企画展(終了)
20世紀写真史に大きな足跡を残したメキシコの巨匠、マヌエル・アルバレス・ブラボ(1902-2002)。革命の動乱を経て、壁画運動や前衛芸術が盛り上がりを見せた1920年代末に頭角を現し、最晩年の1990年代末に至るまで、一貫して独自の静けさと詩情をたたえた写真を撮り続けました。本展は作家遺族が運営するアーカイヴより全面的な協力を得て、192点のモノクロプリントと多数の資料を、全4部・9章構成で年代順に展覧します。約70年におよぶアルバレス・ブラボの仕事の魅力を紹介する、国内最大規模の本格的な回顧展です。
イベント(終了)
時代背景や撮影時のエピソードなど、本展を楽しむためのポイントをわかりやすく解説します。好評につき、8月27日(土)に追加開催いたします。
イベント(終了)
※申込は締め切りました。展示作品を使って、演劇の初めの一歩を踏み出すシリーズ。美術と演劇、どちらの初心者も大歓迎。
イベント(終了)
アルバレス・ブラボの写真から生まれたオクタビオ・パスの詩、フアン・ルルフォの短編小説などの朗読+解説から、メキシコ文学の多彩な魅力をお伝えします。
イベント(終了)
アルバレス・ブラボが登場することで、メキシコの写真にはどのような道が開けたのか?作品整理が進んで見えてきたことは? 現地の研究者と、作家アーカイヴを運営する遺族が語ります。
イベント(終了)
メキシコの美しい伝統民芸品をヒントにカラフルなストラップとカンバッチを作ります。
刊行物
目次「内なる庭へ」アウレリア・アルバレス・ウルバフテル 「アルバレス・ブラボの写真による詩―あいさつにかえて」酒井忠康 「アルバレス・ブラボと前衛の時代」野谷文昭図版第1部 革命後のメキシコ―1920-30年代第1章 モダニズムへ第2章 ざわめく街の一隅で第2部 写真家の眼―1930-40年代第1章 見えるもの/見えないもの第2章 生と死のあいだ第3章 時代の肖像第3部 原野へ/路上へ―1940-60年代第1章 原野の歴史第2章 路上の小さなドラマ第4部 静かなる光と時―1970-90年代第1章 あまねく降る光第2章 写真家の庭資料編 I論稿「静かなる光と時―マヌエル・アルバレス・ブラボの生涯と作品」塚田美紀「アルバレス・ブラボと雑誌『メキシカン・フォークウェイズ』」山田諭「「ドキュメンタリー&アンチ・グラフィック」展とアルバレス・ブラボ―1930年代におけるアメリカ写真の諸相をめぐって」伊藤鮎コラム「コラム1 メキシコ壁画運動とアルバレス・ブラボ」山田諭「コラム2 シュルレアリスムとアルバレス・ブラボ」伊藤鮎「コラム3 メキシコの新しい舞台芸術とアルバレス・ブラボ」塚田美紀「コラム4 メキシコ映画の黄金時代とアルバレス・ブラボ」山田諭「コラム5 マヤ遺跡の調査とアルバレス・ブラボ」塚田美紀地図 メキシコ合衆国、メキシコ連邦区(メキシコシティ)、メキシコシティ主要部人物解説資料編 II年譜・文献「マヌエル・アルバレス・ブラボ年譜」編:杉山悦子暗室の写真家日本語主要文献国内公的コレクション展覧会リスト出品作品リスト出品資料リスト出品作品・撮影年順一覧欧文編 Texts in Spanish and English"Invitación al jardín interior", Aurelia Álvarez Urbajtel"Invitation to the Inner Garden", Aurelia Álvarez Urbajtel"Reflections: The Fotopoesía of Álvarez Bravo", Tadayasu Sakai"Álvarez Bravo and the Vanguardist Age", Fumiaki Noya"Light and Time in Silence—Manuel Álvarez Bravo's Life and Works", Miki Tsukada奥付執筆:アウレリア・アルバレス・ウルバフテル、酒井忠康、野谷文昭、塚田美紀、山田諭、伊藤鮎、杉山悦子 翻訳:ミシェル・スデルマン(西文英訳)、ルイザ・ルビンファイン(和文英訳)編集:世田谷美術館(塚田美紀、杉山悦子)、名古屋市美術館(山田論)、静岡市美術館(伊藤鮎、以倉新)編集協力:多田亞生、安井亮、大宮伸介、矢崎秀行校閲:高橋賢デザイン:馬面俊之制作:リーヴル印刷製本:文化堂印刷株式会社発行: 株式会社クレヴィス発行者:岩原靖之本書は「アルバレス・ブラボ写真展―メキシコ、静かなる光と時」の展覧会図録として刊行された。 This publication as a whole: © 2016 Crevis Inc., Tokyo 2016年7月1日第1刷発行ISBN978-4-904845-70-7
ブログ
いよいよ夏本番となりました。アルバレス・ブラボが撮影した、からっとした日差しの中でのメキシコの人々の暮しは、蒸し暑い日本の事情とは、だいぶ違うようです。視覚だけではなくメキシコ気分を味わうには、メキシコビールが近道でしょう。レストラン「ル・ジャルダン」では、夏の午後にぴったりな、冷えたビールとスパイシーなメキシコ料理のおつまみをご用意しています。「メキシカンオードブル盛り合わせ」(税込1200円)は、ライム風味のメキシコの魚介のマリネ(セビーチェ)や、パプリカのきいたトマトや玉葱のさっぱりした味のサルサソースなどをトルティーヤチップスとともに、お楽しみいただけます。ボリュームが欲しい方は、ちょっとピリ辛の甘いソースとお肉のジューシーさとが絶妙なバランスの「スペアリブ」(税込1200円)はいかがでしょう。爽やかなレモンがアクセントの「牛肉のグリルレモン タバスコバターソース」(税込1500円)もお勧めです。いずれも、1皿で、2人~3人シェアして楽しむことができる内容です。メキシコビールとともにゆっくり時間をかけて夏のひと時をお過ごしください。ランチの特別メニュー(税込2300円)は、セビーチェと、牛肉のグリルに、トルティーヤが添えられます。ズッキーニの甘みを実感できるクリームスープと、デザートのオレンジ風味のプリンも加わったコースです。(コーヒーまたは紅茶付)視覚と味覚で、是非この夏はセタビでメキシコ気分をご堪能ください!
ブログ
日本では約20年ぶりの開催となるメキシコを代表する写真家・マヌエル・アルバレス・ブラボの約70年間の足跡を辿る回顧展「アルバレス・ブラボ写真展」。本展では、初公開となる晩年の作家の心象風景ともとれるような自宅の庭を撮影した美しい作品群〈内なる庭〉シリーズや、マヤの彫刻を撮影した写真をスライドショーでお見せするなど、これまでにない規模でメキシコの伝説的巨匠を紹介します。オープン前日、メキシコから来日した作家のお嬢様や、駐日メキシコ大使などが出席され、盛況なレセプションとなりました。ブラボの作品を間近に目にすることができるこの機会、是非とも美術館へお越しください。