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企画展(終了)
戦後の日本における銅版画のパイオニア駒井哲郎(1920−1976)は、世田谷に居を構え、56才という若さでこの世を去るまで、ここで新鮮な感覚の銅版画を制作してきました。この間、1951年には第1回サンパウロ・ビエンナーレで受賞するなど、国際的にも高い評価を得ています。また、詩人とのコラボレーションとも言うべき、優れた詩画集や装丁等ブックワークにも独自の世界を打ち立てました。世田谷美術館では、世田谷区ゆかりの重要な作家として、ご遺族から寄せられたブックワーク509点や関連図書、原版などを収蔵しています。また、この度福原義春氏のコレクションである、初期から晩年にわたってバランスよく収集され、水彩、リトグラフなども含まれた約80点の作品の寄託を受けることになりました。本展はそのお披露目を兼ね、福原氏のコレクションを核に、他からの借用作品と当館のブックワークを併せ、約250点によって、駒井哲郎の仕事を幅広くご紹介いたします。
刊行物
目次〔駒井哲郎展 福原コレクション寄託記念〕「駒井哲郎と私―福原コレクションをお預りするに当たって―」大島清次「駒井哲郎の作品と私」福原義春「駒井哲郎のアトリエ」駒井美子「福原コレクションをめぐって」綿貫不二夫「駒井哲郎の時代」中林忠良図版作品目録「駒井哲郎年譜」中島理壽編奥付〔駒井哲郎展 福原コレクション寄託記念〕編集:世田谷美術館(清水真砂、遠藤望)デザイン・製作:株式会社求龍堂発行:世田谷美術館©2000企業メセナ協議会認定目次〔駒井哲郎展 夢の水脈(ルビ:みお)―銅版画とブックワークに通うもの〕ごあいさつ謝辞「駒井哲郎:夢の水脈(みお)―銅版画とブックワーク」清水真砂図版作品目録「駒井哲郎主要参考文献目録」木村菜穂編奥付〔駒井哲郎展 夢の水脈(ルビ:みお)―銅版画とブックワークに通うもの〕編集:世田谷美術館(清水真砂、遠藤望、木村菜穂)デザイン・製作:株式会社求龍堂発行:世田谷美術館©2000企業メセナ協議会認定〔2冊セットで刊行〕