[カタログ/2018年発行]
-開催概要から-
濱田庄司(1894-1978)は、民芸陶器で第1回重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された、世界的にも知られる陶芸家です。大阪市立東洋陶磁美術館には、濱田と長年交流し、濱田の器を日々の暮らしで使い続けた堀尾幹雄氏(1911-2005)寄贈の200余点が収蔵されています。本展はこれらの作品を中心に、その創作の源泉として濱田が蒐集した素朴な器などと共に、暮らしに息づく濱田庄司の器の魅力をご紹介します。
目次
「濱田庄司についての断章」酒井忠康
「堀尾幹雄コレクションについて」出川哲朗
第1章 創作の源泉
1 京都市立陶磁器試験場時代から3年間の英国生活まで
2 創作の糧となった濱田の蒐集品
第2章 益子での創作の日々 大阪市立東洋陶磁美術館 堀尾幹雄コレクション
第3章 濱田庄司の茶碗 大阪市立東洋陶磁美術館 堀尾幹雄コレクション
益子へ新風を吹き込んだ濱田庄司の作陶と人柄
濱田友緒氏インタビュー
「濱田庄司年譜」編:宮川智美
「濱田庄司関連主要参考文献」編:宮川智美
作品目録
奥付
企画・構成:世田谷美術館
編集:村上由美、清水真砂、橋本善八(世田谷美術館)
編集補助:黒沼歩未
執筆:出川哲朗(大阪市立東洋陶磁美術館)/酒井忠康、村上由美(世田谷美術館)/宮川智美(大阪市立東洋陶磁美術館)
翻訳:アーバン・コネクションズ
デザイン:森重智子(美術出版社 デザインセンター)
制作:遊馬奈歩、住谷美都子(美術出版社 デザインセンター)
印刷:大日本印刷
発行:世田谷美術館 © 2018
2160円(税込)