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刊行物

『ボストン美術館 華麗なるジャポニスム展 印象派を魅了した日本の美』

[カタログ/2014-2015年発行]

-開催概要から-

印象派を魅了した日本の美

19世紀後半から20世紀初頭、西洋では浮世絵をはじめとする日本美術が大流行します。その大胆な構図、鮮やかな色彩は、西洋の美意識に根本的な革命をもたらし、ジャポニスムが生まれました。
本展は、修復後世界初公開となるモネの大作《ラ・ジャポネーズ》を始め、ボストン美術館所蔵の絵画、写真、工芸など約150点を紹介し、西洋の芸術家たちが、日本の美術から何を学び、新たな美を創造したのかを様々な角度から検証します。

目次

「イントロダクション:魅惑する日本」ヘレン・バーナム、ジェーン・E. ブラウン

「Looking East:ボストン美術館発ジャポニスムから見えて来るもの」遠藤望

「日本人の姿をしたパリジェンヌ」エミリー・A. ビーニー



カタログ

第1章 日本趣味

「ジョン・ラファージにみるジャポニスム」井上瞳

Column 1 フィラデルフィア万国博覧会とシカゴ博覧会

Column 2 日本に魅せられたボストニアン

Column 3 ニッポンを訪れた欧米人



第2章 女性

「《ラ・ジャポネーズ》の保存修復」アイリーン・コネファル

Column 4 《ラ・ジャポネーズ》を読み解く

Column 5 モードとなったキモノ

Column 6 舞台の上の日本、日本女性



第3章 シティ・ライフ

「文明開化の日本風俗」鏡味千佳

Column 7 ドガのジャポニスム

Column 8 世紀末のグラフィック・アート

Column 9 ラフカディオ・ハーンと日本



第4章 自然

Column 10 唯美主義とその広がり―イギリスからアメリカへ

Column 11 アール・ヌーヴォー



第5章 風景

「ゴッホ模写《広重作、亀戸梅屋舗のトレース素描》19行からみると」尾﨑眞人

「写真とジャポニスム―絵画主義からの展開」加藤絢

Column 12 ホイッスラーのジャポニスムとアメリカ

Column 13 イギリスとアメリカの木版画―浮世絵のもうひとつの影響

Column 14 モネと日本



作家解説

関連年表

主要参考文献〔欧文文献を含む〕

出品リスト



奥付

発行:2014年6月28日

編集:世田谷美術館(遠藤望、加藤絢)、京都市美術館(尾﨑眞人、後藤結美子)、名古屋ボストン美術館(井上瞳、鏡味千佳)、NHK、NHKプロモーション

翻訳:出羽尚、井上瞳、遠藤望、加藤絢、マーサ・マクリントク

校閲:岩田高明

デザイン:梯耕治

制作:印象社

印刷:大日本印刷

発行:NHK、NHKプロモーション ©2014-2015 NHK, NHK Promotions Inc.

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