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刊行物

『東と西の架け橋 セント・アイヴス―風土と芸術―』

[カタログ/1989年発行]

-開催概要から-

セント・アイヴスは、イギリス南西部コーンウォール地方の小さな港町です。1920年代初め、バーナード・リーチと浜田庄司が東と西の伝統に学びつつ、真の民衆のための陶器をつくり始めて以来、この地は民芸運動の聖地として知られてきました。一方で19世紀後半を過ぎると、多くの芸術家たちがこの地に「アーティスト・コロニー」(芸術村)を形成し始めました。とりわけ1930年代以降、構成的な抽象表現を追及したベン・ニコルソン、バーバラ・ヘップワース、ナウム・ガボ、さらない戦後において、この地の風土に深く根ざした独自の抽象絵画を生み出したピーター・ラニヨン、ロジャー・ヒルトン、パトリック・ヘロン、テリーフロストらは、この地を舞台に国際的な活躍をくり広げました。また、素朴画家としてのアルフレッド・ウォリスの存在も忘れることができません。本展は日英のコレクションからよりすぐった絵画、彫刻、陶芸160点余でセント・アイヴスの風土と芸術をあますところなく紹介するものです。

目次

セント・アイヴス関連地図

「セント・アイヴスとレラント半島の風景、コーンウォール」パトリック・ヘロン

「セント・アイヴスとアーティスト・コロニー」酒井忠康



〈絵画・彫刻〉

「セント・アイヴス 芸術化コロニーの展開 1877-1964」デイヴィッド・ブラウン

「セント・アイヴスの戦後絵画」塩田純一

カタログ

作家資料





「セント・アイヴス、陶芸とバーナード・リーチ」オリヴァー・ワトソン

「日本とセント・アイヴス」清水真砂

カタログ

作家資料

セント・アイヴス年表



奥付

編集:世田谷美術館(塩田純一、清水真砂、遠藤望)、兵庫県立近代美術館(中島徳博、平井章一)、神奈川県立近代美術館(酒井忠康、水沢勉)

デザイン・制作:美術出版デザインセンター

発行:美術館連絡協議会、読売新聞社 ©1989

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