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刊行物

『ラウシェンバーグ―ROCI日本展図録』

[カタログ/1986年発行]

-開催概要から-

ROCI(ロッキー)(RauschenbergOverseasCultureInterchange)とは、ポップ・アートの先駆者として世界的に著名なアメリカの美術家ロバート・ラウシェンバーグが、自ら「芸術による平和外交」と呼ぶ、国際的な共同制作による展覧会です。彼は5年間にわたり日本を含む世界22ヶ国を歴訪、それぞれの土地に固有の風土や人々と関わり合いながら制作を続けてきましたが、本展はその成果である多数の平面及び立体作品を、制作の模様や人々との交流を記録したビデオや写真と共に公開しようとするもので、メキシコ、チリ、ベネズエラ、中国、チベットに次ぐ、世界で6番目の開催になります。人間は芸術というメディアを通じ、もっと率直に分かり合えるはずだ、それが彼の信念なのです。

目次

あいさつ

「R.O.C.I.展趣意書」ロバート・ラウシェンバーグ

「R.O.C.I.日本展に寄せて」ドナルド・サフ

「対談:象に作品をくくりつけたり……――ロッキー・プロジェクトを巡って」東野芳明、ロバート・ラウンシェンバーグ

「ロバート・ラウシェンバーグ――ザ・モスト・リヴィング・アーティスト」ロバート・ヒューズ

カタログ

出品目録



奥付

編集:世田谷美術館、R.O.C.I.

翻訳:宝木範義, 塩田純一

発行:世田谷美術館

制作:フレックス

©1986 世田谷美術館、R.O.C.I.