2020.02.11 - 02.16
トーク 如月小春を読みなおす 「続・八月のこどもたち」から
トーク 如月小春を読みなおす 「続・八月のこどもたち」から
世田谷美術館での如月小春と子どもたち(1987年)
劇作家の如月小春(1956-2000)は、1987年と88年に当館で子どもたちと演劇ワークショップを行い、その経験は以後の彼女の歩みに大きな影響を与えました。また当館も、その後現在に至るまで30年以上、さまざまな形で美術と身体表現をめぐるワークショップを館内で開催し続けています。
如月の没後20年となる2020年、子どもたちをとおして彼女が何を見つめていたのか、ささやかにふりかえる場を設けます。90年代末に書かれた如月の連載エッセイ「続・八月のこどもたち」を手がかりに、演劇、教育、ワークショップ、また身体と表現の現在などについて、参加される皆さんとともに考えます。
チラシPDF
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出演
話題提供者:
①柏木陽(NPO法人演劇百貨店代表)、杉田協士(映画監督)
②柏木陽(NPO法人演劇百貨店代表)、塚田美紀(当館学芸員)
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日時
①2020年2月11日(火・祝)15:00~17:00 ※2月11日の回は満席となりました。
②2020年2月16日(日)15:00~17:00
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申込方法
参加申込フォーム(外部サイト)より、または当館へ
電話03-3415-6011(10:00-18:00 月曜休)
※12月17日(火)0時より受付開始
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会場
地下創作室
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定員
各回先着40名
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参加費
500円
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その他
柏木 陽(かしわぎ あきら)
1970年東京都生まれ、千葉県育ち。1990年、大学で如月小春と出会う。アジア女性演劇会議にボランティアスタッフとして参加。その後演劇集団NOISEに入団。2003年、NPO法人演劇百貨店を設立。演劇家と名乗り、全国色々なところで、子どもを中心とした演劇に関心のある人もない人も、障害のある人も、外国から来た人も、おじいちゃんおばあちゃんも、バリキャリの人も、そうでない人も一緒に演劇作りを行っている。都内中高の演劇部の外部講師として上演用台本の提供も行う。現在、和光大学、青山女子短期大学の非常勤講師。
杉田協士(すぎた きょうし)
1977年、東京都生まれ。映画監督。長編第1作『ひとつの歌』が2012年に、第2作『ひかりの歌』が2019年に劇場公開。映画製作と並行して各地の小中高大学、特別支援学校、児童養護施設、美術館などで映画ワークショップを行う。世田谷美術館の年間講座「美術大学」にて10年以上にわたり講師を務める。立教大学在学中の1999年と2000年に如月小春の講義を受講、学生スタッフとして世田谷パブリックシアター主催の演劇ワークショップ「演劇百貨店 ようこそいらっしゃいませ」に参加。現在、女子美術大学非常勤講師。
塚田美紀(つかだ みき)
2000年より世田谷美術館勤務。美術館と身体表現の関係に関心を持ち続け、柏木陽とともにワークショップ「誰もいない美術館で」(2004-2013)、「えんげきのえ」(2013-現在)を実施。