2019.04.20 - 04.21
音楽×ダンス〈ナイトシェード〉「かごの中の鳥」

〈ナイトシェード〉「かごの中の鳥」フライヤー
〈ナイトシェード〉とは、美しくも毒を有するナス科の植物。ヨーロッパを拠点に活躍する日渡奈那(ギター)と笠井友紀(ヴァイオリン)のプロジェクトが、上村なおか(ダンス)を加えて、このたび東京で展開します。
ジョン・ケージの曲を主なモチーフに、「ケージ=かご」のイメージをふくらませた今回の公演タイトルは、「かごの中の鳥」。
鳥をテーマとした造形ワークショップもあわせて行います(詳細ページは
こちら)。
出演者からのメッセージ――John Cageの「6つのメロディ」を、鳥かごの骨組みに。
とらわれていると同時に守られているものに、音楽とダンスで振動を与える。
それは「鳥」を解き放つことができるだろうか。そして「鳥」とは。
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出演
日渡奈那(ギター)、笠井友紀(ヴァイオリン)、上村なおか(ダンス)
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日時
2019年
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4月20日(土)
18:00~
(受付・開場17:30)
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4月21日(日)
13:00~
(受付・開場12:30)
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4月21日(日)
16:00~
(受付・開場15:30)
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申込方法
参加申込フォーム(外部サイト)より、または当館へ
電話03-3415-6011(10:00-18:00 月曜休。ただし月曜日が祝休日の場合は翌火曜日休)
※2019年2月1日10:00より予約開始
※当日券を、当館エントランス内のパフォーマンス受付にて若干枚販売します。
なお、席数に達し次第、販売を終了します。
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会場
講堂
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定員
各回120名(申込先着順)
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参加費
予約/当日:一般3,000円/3,500円、小・中・高・大学生1,000円/1,500円
※当日精算。 ※全自由席。
※未就学児同伴をご希望の場合は、ご相談ください。
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その他
宣伝美術:鯨井謙太郒
主催:ナイトシェード、世田谷美術館(公益財団法人せたがや文化財団)
後援:在日スイス大使館、株式会社現代ギター社、ショット・ミュージック株式会社
演奏予定曲目
John Cage / Six Melodies
W. A. Mozart / Thena mit Variationen aus der Sonate KV 331
Toshio Hosokawa / Winter Bird
- J. B. ルイエ・ド・ガン ソナタ・イ短調 Op. 1 第1番
Jean Baptiste Loeillet de Gant / Sonate a-Moll Op. 1 Nr. 1
Chilly Gonzales / Wintermezzo
Bruce MacCombie / Nightshade Rounds
他
出演者プロフィール
日渡奈那(ひわたり・なな)ギタリスト
母の手ほどきでギターを始める。 1999年学生ギターコンクールG.L.C.賞(総合優勝)受賞、2000年クラシカルギターコンクール首席。早稲田大学教育学部在籍時代、劇団BGM、詩画家ほんまちひろとCD絵本の共同制作などを行う。同時期にアニメ「スタジオジブリ・ソロギター作品集(ヤマハミュージックメディア)」の模範CD録音を担当、以後毎年新しい作品ができるたびに重ねた録音は、2007年Haclaレーベル(Sony)より独立アルバム「ジブリ・ザ・ギター/日渡奈那」としてリリースされた。ギターを津田昭治、原善伸に、ポピュラー理論を江部賢一、通奏低音を今村泰典に師事。2002年スイス・バーゼル音楽院へ留学、オスカー・ギリアに師事。2004年フィンランドで行われた「International Toru Takemitsu Guitar Competition」にて作曲家・細川俊夫によるベスト・パフォーマンス賞を受賞。氏の推薦で2006年武生国際音楽祭に招待される。2005年同音学院コンサートディプロムを最優秀で取得。2010年よりスイス・ベルン州立音楽学校にて教鞭をとり、ベルン・パウルクレーセンター等で演奏。ソロのほか、様々なジャンルの演奏家と共演・活動する。現スイス在住。http://www.nanahiwatari.com
笠井友紀(かさい・ゆき)ヴァイオリニスト
スイス、バーゼル生まれ。ヴァイオリンをラファエル・オレグ(バーゼル音楽大学)、アンティエ・ヴァイトハース(ハンス・アイスラー音楽大学ベルリン)に師事。ザルツブルクのモーツァルテウム主催のモーツアルト国際コンクール、ベルリン室内楽コンクールなど各地のコンクールで入賞。2006年ドイツのカンマーアカデミーポツダムのコンサートマスターに、2011年スイスのカンマ―オーケストラバーゼルのコンサートマスターに、2018年ミュンヘン室内管弦楽団のコンサートマスターに就任。ゲストリーダーとしては主にドイツとスイス各地で様々なアンサンブルの指導者として活躍している。室内楽奏者としてはドイツのラインガウフェスティバルやウルトラシャル現代音楽祭ベルリン、カナダのドメーヌフォルジェット室内音楽祭、スイスのグスタード音楽祭、イギリスのチェルテンハム音楽祭やプラシャコーヴ室内音楽祭などに招聘され、パユ、イッサリス、アッツォリーニ等と共演。バロックから現代に至る幅広いレパートリーによる演奏活動を行っている。
上村なおか(うえむら・なおか)ダンサー・振付家
石川県金沢市生まれ。幼少よりバレエを始める。木佐貫邦子にダンスを、笠井叡にダンスとオイリュトミーを師事し、作品にも多数出演。「ひとつの身体」の可能性を探るべく1995年より自作ソロダンスを開始し、国内外で作品を発表。2016年より、言葉とカラダの結びつきを探求するシリーズ「Life」始動。「身体の発見と冒険」をキーワードに様々なジャンルのアーティストとの協働作業やワークショップ、振付、共作、客演等精力的に活動中。近年は<笠井瑞丈×上村なおか>としても「世代間の対話」「ダンスを通した交流・交感」を目的とした公演やワークショップの企画を継続的に行っている。第36回舞踊批評家協会新人賞受賞。桜美林大学芸術文化学群などで講師も務めている。http://www.naoka.jp/