どう見てもパン屋ですが、ここは美術館です。
時々、おかしなことが起きるのが地下にある創作室。
この写真は当館でおこなっている「映画ワークショップ」の撮影風景です。
世田谷美術館では区民のための年間講座
「美術大学」を開講しています。この講座は5月から12月まで60名を対象に火曜日と木曜日の週2回、講義と鑑賞と実技を組み合わせ、総合的に美術を学ぶものです。毎年3月1日~31日募集受付をおこなっています。人気講座のため本講座の受講は1回限りとなっていますが、最近では修了生を対象とした実技講座「美術大学ステップアップ講座」も開講しています。中でも人気なのが「映画ワークショップ」。なかなか他にはない講座ですし、なにしろ、映画は一人では制作できないものですし。
ワークショップは全5回で今年は19名の方が受講しました。最終的に5、6名のグループでオリジナルの短編映画を1本制作します。講師の指導はありますが、シナリオ、演出、カメラ、出演、すべて受講生がおこないます。今回の作品の共通課題は「誰かがふいに歌いだし、つられて皆も歌いだす(シーンが含まれていること/ミュージカル不可)」。この写真の映画は『パン屋大合唱』という作品です。ある日、パン屋に強盗が押し入り・・・・。
さて、それがどうして「大合唱」に展開していくのか?
奇想天外でちょっとほっこりするステキな映画です。
まだ先になるかと思いますが、ご興味ある方は年に1回開催している「セタビ映画祭」というイベントでご覧いただけますので、どうぞその機会をお待ちください。日程はまたHPなどで告知致します。
C.A
投稿者:C.A
2018.02.27 - 02:17 PM