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セタビブログ

2017.12.05

30年間の展覧会ポスターで振り返る「あなたの思い出の展覧会」集計結果から

昨年開催した「開館30周年記念 コレクションの5つの物語」(2016年11月19日~2017年1月29日)の期間中、エントランスホールに、1986年の開館時から当館が開催してきた178件の展覧会のポスターをバナーにして壁一面に貼り出しました。そして、皆さんに思い出のエピソードとともに、展覧会を1つだけ選んでいただく企画を実施し、様々な年代の145名の方々にご参加いただきました。お寄せいただいたエピソードは、期間中ホームページでも一部ご紹介しました。

 皆さんの思い出の展覧会は、実に人それぞれで、挙げてくださった展覧会は73件。一番多かった展覧会は、当館で最近最も多く入場者があった「ボストン美術館 華麗なるジャポニスム展」(2014年)でしたが、他の展覧会との差がほとんどありませんでした。次点は、一票差の4件。「ワイエス展」(1988年)[ワイエスが好きになったきっかけの展示会でした(40代女性)]、「パラレル・ヴィジョン」(1993年)[アウトサイダーアートとの衝撃的な遭遇!!!アリジゴク的に引きずりこまれました~(50代女性)]、「秦の始皇帝とその時代展」(1994年)[母と一緒に見に来た展示 ここで初めて兵馬俑を知り、母はその後中国まで行って本場の兵馬俑を見てきました。(50代女性)]、「白洲正子 神と仏、自然への祈り」(2011年)[東日本の大震災の後、これからどうなっていくのだろうという思いと共に見た事を思い出します。不思議と静かな勇気を感じたように思います。(50代女性)]。そして、更に一票差は「佐藤忠良展」(2010-2011年)でした。
皆さんの心に残る展覧会は、必ずしも展覧会の規模とは異なることがわかります。

ご協力くださった皆様、有難うございました。そして、2018年1月13日(土)からの再開後も、ご来館を心よりお待ち申し上げます。

Y.M

投稿者:Y.M

2017.12.05 - 11:48 AM

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