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カテゴリー:ダニ・カラヴァン
当館のボランティア=鑑賞リーダーは、毎年「ボランティア交流会」と称して、ボランティア活動の盛んな美術館・博物館をお訪ねする研修旅行をおこなっています。今年は活動10周年ということもあり、ちょっとがんばって、9月14日より北海道3泊4日の旅に出かけてきました。参加者は総勢37名でした。
旅程は、モエレ沼、札幌芸術の森、北海道立近代美術館、北海道開拓の村、アルテピアッツァ美唄など盛りだくさんです。
どれもそれぞれ、すばらしかったのですが、なんといっても、今回印象深かったのは芸術の森のダニ・カラヴァン「隠された庭への道」です。
お天気も最高で、青い空、緑の中の白い作品がとても美しく、皆、一様に黙って立ち尽くすのみ。
当館では9月2日から「ダニ・カラヴァン展」を開催しており、18日からは鑑賞教室で子どもたちも来館しています。実際に作品を見てきた鑑賞リーダーの熱い語り口は、きっと子どもたちにも伝わることでしょう。
皆さんは美術館の展示室が、普段はたっぷりと化粧を施した状態だということをご存知ですか?美術館と言う建物にある展示室には、構造上動かすことの出来ない元々からある壁以外に、展覧会ごとに立てられる仮設の壁があるのです。それ以外にも照明やら経師やら塗り替えられた壁やら展示台やら、もう素顔が分からなくなるくらい厚化粧を施しているのが皆さんが普段ご覧頂いている美術館の展示室なのです。それは作品保護のためでもあり、より多くの作品を展示するために壁面を増やしたいからでもあり、様々な理由からそのようなことが行なわれています。
「夏の終わりを告げる三月の水」とは南半球にあるブラジルの夏の終わり方に降る雨のことを指しますが、ここ日本では、それは八月に訪れるようです。皆様いかがお過ごしでしょうか。セタビでは2008年の秋の到来を告げる展覧会、ダニ・カラヴァン展の準備もついにその佳境を迎えております。これからは、折りをみて展覧会の進展状況や色々な関連イベントの情報をお伝えしますので、ぜひごゆるりとお付き合い頂ければ、と思っております。