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カテゴリー:ミュージアム・コレクション
あっという間に6月に入り、夏のような強い日差しが続く毎日ですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?
世田谷美術館の1階展示室では『桑原甲子雄の写真 トーキョー・スケッチ60年』が開催中ですが、2階展示室ではミュージアムコレクションが同時開催中!こちらも見逃せない内容となっています。今回は、ミュージアムコレクションより「陶芸家・吉田喜彦展」と「沖正一郎 鼻煙壺コレクション」について、お届けしたいと思います。
4月28日の駒井哲郎展開幕で、当館もグランドオープンと相成ったわけです。
これに先行して3月31日から、2階展示室で「白と黒の会の仲間たち」という展覧会を開催しております。昭和初期、小田急や東急、京王などの私鉄開業当時、若き美術家が世田谷に集い始めました。その頃、皆さんおおかた30代から40代のはじめ。官展系あり在野あり、日本画あり、洋画あり、彫刻あり、編集者あり、新聞記者あり、文筆家ありと多士済々。やがて知り合いとなり、言葉を交わすようになり、酒を酌み交わす間柄になるうちに、彼らは究極の循環システムを開発していきます。
世田谷美術館では、25年前の開館以来、区内の小中学生を大勢迎えてきました。
区立の小学校は64校ありますが、4年生になると、全員が「鑑賞教室」という授業の一環で、世田谷美術館を訪れています。
今年は世田谷美術館が7月から工事休館になることから、5月10日から6月末までの期間をフルに活用して全校を受け入れています。
世田谷美術館では400名を超える方が、鑑賞ボランティアとして登録されており、それぞれ都合のつく日に子供たちのために時間をつくり、数名単位のグループを引率して館内を巡ります。
あれこれと言葉をかわしながら、作品を観たり、建築を楽しんだり、美術館の庭に点在する彫刻を観て歩くなど、まるごと美術館を楽しんでいるのです。
5月某日。その朝も子供たちがやってきました。あいにくの雨。
2階展示室で開催している「イタリアの部屋でみる夢」を中心に鑑賞が始まりました。
グループに寄り添って、子供たちの会話を聴きとっていると・・・
現在、世田谷美術館で開催している「イタリアの部屋でみる夢」。
当館が所蔵するイタリアで生まれたアーティストの作品をご紹介しています。
「イタリアの部屋でみる夢」。
今、世田谷美術館で開催中の展覧会のタイトルです。
これはどうも映画や小説のタイトル、あるいはワインの名前にでもありそうです。
ミュージアムコレクションで北大路魯山人の作品が展示されることに関連して、「Wa(和)を楽しむ」プログラムを企画いたしました。
講師の浜裕子先生はフラワー&テーブルコーディネータ―として活躍されています。色やお花、食器の組み合わせによって、食卓を素敵に演出することが仕事です。
お洒落に、日常の食卓を五感で楽しむことを研究されている先生の食卓は見ているだけで楽しい気持ちになります。
みなさんぜひお気軽にご参加下さい。
プログラムの詳細&お申込みはこちらをご覧下さい。
写真:誠文堂新光社 浜裕子著 「和のテーブルセッティング」掲載写真より
「セラフィーヌの庭」という映画が岩波ホールで公開されています。
セラフィーヌ・ルイという実在した女性画家の話を映画化したものです。家政婦の仕事などで生計を立てながら、絵を描いていたセラフィーヌ・ルイを、アンリ・ルソーの芸術的価値を見出したことで知られる、画商・評論家であるヴィルヘルム・ウーデが、彼女の才能を見出します。詳しい内容は是非映画で・・・
梅雨が近づきつつある今日この頃、
世田谷美術館の2階の展示室には、
不思議なかたちのオブジェたちがひしめき合っています。
展示されている作品は、大きく分けると3種類。
彫刻、デッサン、そしてマケット。
マケットとは、作家が彫刻を作り始める前に、
最初のアイデアを形にした小さな模型のことです。
いま世田谷美術館では、19世紀末のパリを象徴するアール・ヌーヴォー芸術の展覧会を開催中ですが、2階の収蔵品展でも、「パリ憧憬―駒井哲郎 版画コレクション」と題して駒井哲郎と彼が影響を受けた西欧の銅版画家たちの作品を展示しています。
現在2階の展示室で開催中の収蔵品展「和のいろ・かたち-日本画と工芸作品を中心に」では、世田谷ゆかりの工芸家、友禅の人間国宝・山田貢の着物などが展示されています。
先日、区内の小学校4年生が鑑賞教室で、この展覧会を鑑賞しました。
この学校では、美術館に来館する前に、山田貢の着物がどのようにして作られたのかを知る授業を美術館スタッフが出張して行いました。
それは1時間ほどの短い授業でしたが、こどもたちは、山田貢の制作の様子を撮った写真を見ながら、いかに様々な工程を経て1枚の着物が出来上がっていくのかを学んだあと、山田貢の友禅の特徴のひとつである、糸目友禅(いとめゆうぜん)の糊置(のりおき)を体験をしました。
みなさん、「拓本」という言葉をご存知でしょうか?
拓本とは、濡らした紙や布を、凹凸のある石碑や器物に密着
させ、その上からタンポに含ませた墨を打ち、表面の文字や
文様を写し取ったものです。
毎年、世田谷美術館の収蔵品に新しい顔が加わります。
新たに収蔵された作品はカビや虫害の被害を受けないようにするために、まず燻蒸(*)します。これは文化財を末永く収蔵庫で保管するために必要な措置です。
心地よい風、暖かな光の中、ゴールデンウィークが始まりました。
みなさまはいかがお過ごしでしょうか。
世田谷美術館では、新しく展示替をしてみなさまをお迎えいたしております。
5月の収蔵品展は「人のかたち、人の想い 第1期収蔵品展 人々のものがたり Part 1 」(2009年5月1日(金)~7月12日(日))、企画展は「日本の自画像」(2009年5月2日~6月21日)です。
今年度の第3期収蔵品展「難波田史男展」が始まりました。夭折の画家、青春の画家として高い人気を持つ難波田史男(なんばた・ふみお)。当館は開館当初より700点以上もの作品を収蔵し、随時、収蔵品展にてご紹介してきました。そして今回は、当館では初の個展形式での展示となります。絵を描くことを決心した1960年から突然亡くなってしまう前年の1973年までの作品を、その時々の傾向ごとにまとめ、展覧しています。
2005年8月に亡くなられた日本画家・上野泰郎氏のご遺族から、二度にわたりアトリエに残された作品をご寄贈頂きました。今年度の第3期収蔵品展(12月11日-2008年4月6日)では上野泰郎氏を追悼して、ご寄贈頂いた作品とすでに当館に所蔵されている作品を一堂に並べ、鮮やかな色彩を特徴とする人間讃歌とも呼ぶべき氏の半世紀に及ぶ画業を振り返りたいと思います。
美術館に行くと、つい賑やかな企画展を見て、収蔵品展の方はまた今度でいいか・・などと思って、結局見損ねることってありませんか?本当は東京国立博物館だって、本館の収蔵品展示のほうが入場料だってずっと安くて、国宝もけっこう展示されているにもかかわらず、なぜか並んでしまうんですよね、平成館に・・・
さて、現在開催中の当館の収蔵品展「夢からの贈り物-ルオー、ルドン、長谷川潔、駒井哲郎」も、実はとても充実した内容の展覧会なのです。
先日、突然数学の教科書を製作している会社から電話がありました。「数学と美術?」と思って電話をとると、現在開催中の当館の収蔵品展を、そこの会社のホームページで紹介したいとのこと。この会社では、「編集部員の算数・数学な日々」という連載コラムで、日常生活の中で見つけた算数・数学ネタを紹介しているそう。ここでは、あれもこれも、言われてみれば確かにと思う、意外な場面で数学が関わっていたんだ!というトリビア的話がたくさん紹介されています。
では、今回当館の収蔵品展のどこが数学ネタとして注目されたかというと