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カテゴリー:東宝スタジオ展
2月21日から始まる「東宝スタジオ展」のチラシやポスターをすでに眼にされた方もいらっしゃると思います。チラシやポスターなどでメインビジュアルとして使用している写真の海原に見える部分は、かつて東宝スタジオにあった特殊撮影用の大プールです。ここでは、戦争映画や怪獣映画など、いわゆる特撮作品が数多くがつくられました。建設当時、世界最大の規模を誇り、まさにそれは、東宝スタジオを代表する施設でした。
ですからこの写真では一見、海原に接する空が、画面いっぱいに広がっているように見えますが、中央を横切るホリゾントの手すりから下は、映画セットの背景師が描いた空と雲なのです。
「東宝スタジオ展」では、いろいろなクリエイターたちの仕事に焦点をあて、いかにして映画がつくられていくのかを、監督の絵コンテ、映画美術家によるセットのデザイン画、衣裳デザイナーや特殊美術のデザインなど多数の資料でご紹介しています。
そして、なんと映画セットさながらの背景画も会場に出現させました。