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カテゴリー:ライブラリー前展示
女優の高峰秀子さんが亡くなられたのは、昨年の12月28日のことです。
世田谷美術館では哀悼の意を捧ぐべく、2005年に高峰さんからご寄贈いただいた作品の中から3点を厳選し、追悼展示を2月27日(日)まで行っています。
内容は、いずれも梅原龍三郎さんが描いた高峰秀子像です。
電話口の高峰さんは、映画のデコちゃんといっしょのあのハスキーヴォイスでした。「えぇ、お手紙拝見しましたけど、写真は自由に使ってちょうだい。あたし許可証なんてめんどうだから嫌なの。ご自由にどうぞ」
5年ほど前になりますが、成瀬巳喜男監督の展覧会で肖像写真の使用許可をいただいたときのお話です。そういえば、ちょうど今、世田谷文学館(南烏山)で成瀬巳喜男監督の特集展示が行われていますね。高峰さんのスチールや代表作となった「浮雲」の台本、そして上映会もあり、ファン必見!の催しです。
昨年向井潤吉アトリエ館は、耐震化工事のため現在休館しておりますが、世田谷美術館2階アートライブラリーの前の小さなスペース(無料)で、ご覧いただくことができます。
今年度は、世田谷美術館所蔵の民家を描いた代表作を7月26日まで、ルーヴルでの摸写作品(アングル、ミレー、コロー、ルイー二)などを11月29日まで、展示紹介して参りました。
12月5日からは、昨年度の新収蔵品の中から向井の風景作品を6点ほど初公開いたします。
1901年に生まれた向井潤吉は、
26歳で初渡欧しました。
シベリア鉄道でユーラシア大陸横断の旅でした。
ルーヴル美術館から摸写の許可証を得て、
2年間で21点の作品を仕上げたのです。
向井潤吉アトリエ館は耐震化工事のため休館しております。
向井ファンの皆様には大変ご迷惑をおかけしております。
向井潤吉の愛した武蔵野の風情を残す庭は、向井潤吉アトリエ館の特徴の一つです。常緑樹や広葉樹が多く、つよい陽射しを透かした緑と、土に映る木漏れ陽の中、縁側でスイカをほおばりたくなるような趣があります。
向井潤吉アトリエ館は、耐震化工事のため現在休館しておりますが、世田谷美術館2階アートライブラリーの前の小さなスペースで、民家を描いた油彩作品6点をご覧いただくことができます。
いずれも、向井潤吉の風景をみつめる瑞々しい眼差しを感じていただける作品です。
そうなんです。土の展覧会、なのです。12月1日日曜日。よく晴れ渡った砧公園を20数名の子どもたちがビニール袋とスプーンを持って歩き回り、その時採集された「土たち」がガラス瓶に詰められてズラッと並んでいるのです。これがキレイなんです!土ってこんな色しているんだ!とまさに「目からウロコ」もの・・・。
実はこれ、土のアーティスト・栗田宏一さんをリーダーに「森のなかの土in東京」と題して行ったワークショップの作品。同じワークショップが和歌山でも行われ、今回同時に展示されています。また自然教育園で開催された、ドイツのエコロジーアーティストのニルス・ウドさんによるワークショップの作品群も写真で展示されています。
自然物を素材にした子どもたちのワークショップの成果をぜひみにきてください!2階ライブラリー前にて12月24日のクリスマスイブまでやってます!お手製プレゼントのヒントが見つかるかも・・・。
6月8日(金)から「藤本兄弟の仕事-写真家・四八と編集者・韶三」という小展示が始まりました。世田谷区に住んでいた藤本四八と藤本韶三の特集です。皆さん見に来て下さいね、と一応の宣伝をしておいて本題へ。この展示の準備をしていて、兄弟で共に美術の仕事をするというのは、なかなか不思議な事だなと思いました。でも考えてみればベリーニ兄弟、ファン・エイク兄弟、デュシャン兄弟、チャップマン兄弟…などと美術史上では結構そういう例がありますね。
静まり返った夜の美術館で、展示作品のパワーを感じながら踊り、歌い、演じる・・・当館で続いている異色のワークショップ「誰もいない美術館で」の記録写真展を2階ライブラリー前スペースにて開催中!
「こんなことってあり得るの?!」「自分も参加してみたい」などなど、予想以上の反響をよんでいます!
撮影は新進フォトグラファーの馬場菜穂さん。
実はダンサーでもあって、2004年の最初のワークショップに参加したのをきっかけに、以後ずっと現場の写真を撮り続けて下さっています。初め緊張気味の参加者たちの表情や身体がどんどんほぐれ、豊かに自由になっていくのを、馬場さんは本当に見事にとらえています。隅で心配そうに見守る私たち学芸員の姿も(笑)。