Ars cum natura ad salutem conspirat

カテゴリー:美術大学


日常生活をより楽しく


みなさまお元気でいらっしゃいますでしょうか。


先日、「美術大学」ではフラワー&空間コーディネーターの浜裕子先生をお招きして授業をしていただきました。浜先生はお花と色彩とテーブルのセッティングをすべて考え合わせた、五感に響く、コーディネートをされてらっしゃいます。「毎日の食卓、そして暮らしに幸せを感じること、それはささやかで小さな幸福ですが、私にとってはとてもうれしいことなのです。」という先生の授業は幸せを演出する魔法をたくさん教えてくれるものとなりました。


「美術大学」


みなさま、お元気でいらっしゃいますでしょうか。

今日は美術大学のお話をさせていただこうと思います。

美術大学は成人の方を対象とした、世田谷美術館の講座です。毎年、夏休みを除く5月から12月までの火・木曜日の週2日、10時から16時半まで絵画・エッチング・木彫・映像などの実技講座や講義などを行なっています。

スタッフの私は、受講者や講師の方々が熱心に授業空間をつくりあげていく姿に感動する日々を送っています。みなさんとても人生経験豊かな方々で、お話をさせていただけることが、私にとってとても光栄で嬉しいことですし、また非常に人生の勉強になります。

長いと思っていた在学の期間も残すところあと2ヶ月。

長い間、一緒に過ごさせていただいた時間を思うと受講者の方々には「お疲れ様です!」講師の方々には「ありがとうございます!」という気持ちでいっぱいです。でも、もういつものように会えなくなる、と思うと寂しい気持ちもします。

この素晴らしいご縁を大事にしたいです。


美術大学ワークショップ「映画を撮る」


当館の講座『美術大学』では、実技の一環として3年前より「映画」の授業を行っています。

実技は他に絵画や彫刻、版画がありますが、これらは全て個人作業。映画は唯一の共同制作になります。

5~6人ずつでチームを組み、若手監督の講師の指導のもと、監督、脚本、演出、出演、カメラ、メイク、小道具などなど・・・、大きなことから細かいことまで、全て受講生が自力で行います。

映画を撮ることなんか、考えてみたこともなかった大人が、本気で作ったオリジナル作品。海までロケに行ったチームもありました。演出についてケンカ寸前まで語り合ったチームもありました。一本10分~15分ですが、これがかなり見ごたえがあります。

現在、3本の映画が当館ライブラリーで公開中です。また、10月、12月と続々と新作があがってくる予定です。ご興味のある方は、当館2階のライブラリーでお申し出いただければご覧いただくことができます。


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