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現在開催中の企画展「志村ふくみ―母衣(ぼろ)への回帰」は、会期途中で大幅な展示替を行います。全体約100点の作品のうちの約半数が前期(10月10日[月・祝]まで)と後期(10月12日[水]から)で入れ替わります。
『源氏物語』をテーマにした作品群も前期、後期で総入れ替えになります。桐壺や若紫などに象徴される紫の色など、平安時代の貴族の色彩感覚が物語の人物像の描写に深く関わっているこの物語の各帖を、草木で染めた糸で織られた着物で表現した作品です。
前期は、「篝火」「夕顔」「橋姫」(写真上段左より)、「鈴虫」「蛍」(写真下段左より)が、後期は、「半蔀」、「若菜」、「賢木」、「明石の姫」、「野分」、「若紫」が展示替えとなります。
前期展示は10月10日までなので、まだご覧頂けていない方はお見逃しないよう、ご来館をお待ち申し上げます。
そして、既にご覧くださった方も、後期展示も是非、ご高覧いただければ幸いです。会期中、リピーター割引として、受付で有料チケットの半券をご提示いただければ、団体割引料金でご覧いただけますので、ご利用ください。