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「速水御舟とその周辺-大正期日本画の俊英たち」展が始まりました。
本展は速水御舟の細密な描写の作品から、人体デッサンをベースに、無駄のない緊張感のある線で描かれた《女二題 其一、其二》(1931年制作 福島県立美術館蔵)など、御舟の初期から晩年までの作品を紹介しています。また、御舟の兄弟子の今村紫紅や同輩の小茂田青樹など同時代の作家たちや、御舟一門の高橋周桑や吉田善彦の作品も展示しています。
作品は、前期(5月31日まで)と後期(6月2日から)で大きく展示替えがあり、チケットの半券で、2回目以降の観覧料が割引にもなりますので、両会期ご覧いただくのがお勧めです。
日本画の絵具の顔料が放つ爽やかな緑青は、砧公園の新緑とも響きあっていて、この季節ならではの鑑賞が楽しめるのではないでしょうか。