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アーカイブ:2015年05月
「速水御舟とその周辺―大正期日本画の俊英たち」展の前期展示が、5月31日(日)で終了します。天然岩絵具の群青と緑青の色の重なりが美しい、速水御舟の前半期の代表作のひとつ《洛北修学院村》(1918年制作 滋賀県立近代美術館蔵)は、前期しか出品されない作品です。
また、朝露が降りた朝顔に日が差して、きらきらと輝いているように、金粉が一面に蒔かれた、御舟と同時代に活躍した小茂田青樹の屏風《四季草花図・夏》も、対となる《四季草花図・冬》(いずれも1919年制作 滋賀県立近代美術館蔵)とともに、前期のみの展示です。この他にも前期のみの展示が多数ございますので、是非お見逃し無いよう、ご高覧ください。
なお、後期展示は6月2日(火)からはじまります。こちらも速水御舟の《菊花図》(1921年制作)ほか、必見の作品が多数展示されます。本展有料チケットの半券のご提示で、2回目以降は団体料金でご覧いただけるリピーター割引もございます。是非ご利用ください。
「速水御舟とその周辺-大正期日本画の俊英たち」展が始まりました。
本展は速水御舟の細密な描写の作品から、人体デッサンをベースに、無駄のない緊張感のある線で描かれた《女二題 其一、其二》(1931年制作 福島県立美術館蔵)など、御舟の初期から晩年までの作品を紹介しています。また、御舟の兄弟子の今村紫紅や同輩の小茂田青樹など同時代の作家たちや、御舟一門の高橋周桑や吉田善彦の作品も展示しています。
作品は、前期(5月31日まで)と後期(6月2日から)で大きく展示替えがあり、チケットの半券で、2回目以降の観覧料が割引にもなりますので、両会期ご覧いただくのがお勧めです。
日本画の絵具の顔料が放つ爽やかな緑青は、砧公園の新緑とも響きあっていて、この季節ならではの鑑賞が楽しめるのではないでしょうか。