Ars cum natura ad salutem conspirat

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清川泰次-色との対話


空の高さに秋を感じるこの頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

世田谷美術館分館の清川泰次記念ギャラリーでは、展覧会「清川泰次-色との対話」を開催中です。


先日、今回の展覧会のチラシに掲載されている清川泰次の言葉にひかれてご来館くださったという方がおられました。

その言葉というのはこちら・・・

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固定した色

というものは

ない


一つの色でも

その大きさや

それを置いた

周囲との関係で

無限の変化をする

ように

固定した色

というものは

ない


ちょうど

固定した人間


ないように


(清川泰次『絵と心』1967年)


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人に向き合うかのように、真摯に色に対峙し続けた清川泰次の姿が浮かぶ一文です。

秋の一日、みなさまも清川泰次の見つめた「色」の世界に出会いにいらっしゃいませんか。



■現在開催中の展覧会■

「清川泰次 - 色との対話」

(2014年12月7日[日]まで)

交通=小田急線「成城学園前駅」南口より徒歩3分


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