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お待ちかねのみなさま、当館では6月28日(土)からいよいよ「ボストン美術館 華麗なるジャポニスム展」が始まります!会場設営も大詰めとなり、みなさまをお迎えする最終的な準備を整えているところです。
「華麗なる」と題する通り、ボストン美術館からやってきた約150点は豪華で見応えのある作品ばかり。約1年間の修復を経て世界初公開となる《ラ・ジャポネーズ》を楽しみにしてくださっている方も多いかと思いますが、それ以外にもみどころは盛りだくさんです!
展示室の様子は実際にご覧になる際のお楽しみにしていただくとして、ここでは展示室入口の様子を少しだけお見せしますね。
展示室入口の左右の柱には金と銀の装飾があしらわれていますが、これは今回出品されている型紙と型紙を元にデザインされた作品の模様からとられています。型紙とは、着物に模様を染めるために用いられた紙製の型のこと。
写真右側の銀色の装飾は日本の型紙を元にしたもの。左側の金色の装飾は、ティファニー工房が日本の型紙からインスピレーションを得て、デザインしたデスクセット(ペントレー、レターラックなど)
の模様からおこしたものです。それぞれの模様の元になっている作品は、展示室内でご覧いただくことができます。
日本の型紙が海を渡り、はるか遠い西洋の地の美術作品に影響を及ぼした様子が、今回の展示を通して読み取ることができます。ぜひ実物の作品を見て確かめて、楽しんでいただけたら幸いです!