Ars cum natura ad salutem conspirat

拡大

桜は満開、そして岸田展は、とうとう最終日!


新しい年度が始まりました。そして世田谷美術館がある砧(きぬた)公園では、今まさに、桜が満開です。ソメイヨシノをはじめ約840本の桜の大木が広々とした緑の公園のなかにゆったりと並び、早くもはらはらと花びらを散らしはじめています。

 


  そんななか、開催中の「岸田吟香・劉生・麗子」展が、4月6日(日)、とうとう最終日を迎えます。大勢の方が来場されて、ありがたいことにご好評をいただいてまいりました。「〈麗子像〉で有名な岸田劉生に、こんなに凄いお父さんがいたなんて…」、「〈麗子像〉のあの麗子さんが、ご自身もこんなに素敵な絵描きさんになっていたとは…」、と、ご覧になった方は皆さん、とても驚かれておりました。

 

  劉生の父・吟香は大の桜好きでした。今は東京の桜の名所・谷中霊園に眠っています。また、劉生とその娘・麗子は、やはり桜並木でよく知られる多摩霊園に眠っています。この稀代の親子三人の物語を、桜舞う砧公園のなかでご鑑賞いただけたら、味わい深さもまた格別でしょう。皆さまのご来館を、心よりお待ちしております。


Copyright Setagaya Art Museum. All Rights Reserved.