Ars cum natura ad salutem conspirat

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「向井潤吉アトリエ館2014オリジナルカレンダー」販売始まりました


秋空涼やかな絶好の行楽シーズンを迎えました。

向井潤吉アトリエ館でも実りの秋を迎え、時折聞こえてくる…コト、…コト、というクヌギやコナラのドングリの落ちる音に、秋の深まりを実感しています。

 

さて、向井潤吉アトリエ館では、毎年ご好評をいただいている

「向井潤吉アトリエ館オリジナルカレンダー2014」の店頭販売および通信販売を始めました。

開館20周年を迎えた本年制作した2014年のカレンダーは、

表紙の作品をお客さまに選んでいただきました。

今年の4月から7月にかけて開催した、

20周年記念作品人気投票で、他の作品に大差をつけて見事1位に選ばれた《六月の田園》が、表紙を飾っています(写真)。


《六月の田園》は、まだ雪の残る岩手山を背景に、

南部の曲り屋と、田植えを待って水をたたえた六月の田が描かれた40号の作品です。

向井潤吉は大釜から盛岡へ向う車窓からこの景色を発見したそうです。

今年の1期展「向井潤吉と四季 春・夏」で丁度展示していました。


2014年のカレンダーの図柄をご紹介します。

1月《新雪》[東京都世田谷区弦巻 蛇崩川付近]

2月《春叢》[埼玉県東松山市神戸]

3月《春塘》[埼玉県川越市郊外]

4月《遅れる春の丘より》[長野県北安曇郡白馬村北城]

5月《妙高高原》[新潟県中頸城郡妙高高原町]

6月《草原六月》[北海道厚田郡厚田村聚富村]

7月《梅雨晴の濱通り》[香川県丸亀市]

8月《森かげの家》[長野県上水内郡戸隠村]

9月《秋風の中の水車》[岩手県江刺市中沢]

10月《静秋》[埼玉県東松山市]

11月《晩秋》[京都府船井郡丹波町]

12月《不詳(残雪と柿)》

9月の《秋風の中の水車》、10月の《静秋》および11月《晩秋》は、現在開催中の展示『向井潤吉と四季 秋』(12月1日まで)にて展示中です。


A3サイズで1部1200円、通信販売の場合は別途送料がかかります。

http://www.mukaijunkichi-annex.jp/index.htm

販売数に限りがございますので、お早目のご購入をお勧めいたします。


なお作品人気投票の詳しい結果は、

12月2日に向井潤吉アトリエ館20周年記念サイトの

「作品人気投票ページ(http://www.mukaijunkichi-annex.jp/20th_vote.htm)」で発表します。

館内では、第3期展期間中(12月14日~2015年3月21日)に結果を掲示します。


11月の下旬には、もみじが鮮やかに色づき始めます。

向井潤吉が世田谷のボロ市で苗を手に入れ、大きく成長した柿の実が色づくのもこれから。

秋のよき日にアトリエ館にお出かけいただき、

向井が制作に励んだアトリエに飾られている郷愁あふれる秋の民家の風景画40点と、画伯が愛した庭の秋の景色を、心静かにお楽しみ下さい。


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