Ars cum natura ad salutem conspirat

アーカイブ:2013年05月


わが青春-清川泰次の渡米-


現在、清川泰次記念ギャラリーでは、

「開館10周年 清川泰次の世界 I 初期作品から渡米時代まで」

と題し、具象から抽象へと移行していく清川泰次の作品を中心に

約20点を展示しています。


1951年、本当の油絵とは何かを探求するために

清川泰次は単身アメリカへ渡ります。

渡米を決意したのはその2年前の1949年、30歳のころでした。

アメリカに行く前の心情を、

清川泰次は後年、次のように語っています。



(前略)僕は油絵をやるからには、どうしても本物の外国を

この眼で見てこなくては駄目だと思っていたし、

絵画芸術の真髄を発見できなければ、

2度と再び日本には帰るまいと悲愴(ひそう)な気持ちであった。



                 清川泰次図画集『わが青春』より




終戦直後の日本は、まだ日本人が海外に行くのはとても難しく、

清川泰次も外務省やアメリカ大使館に何度も足を運び、

許可をもらうのに1年以上もかかったそうです。


今回の展示では、油絵の真髄を見極めたいという強い思いを胸に

アメリカに渡った清川泰次が、具象的画風から抽象的な表現へ

目覚めていく様子に焦点を当てています。


また、絵画作品以外にも、

当時の日記や清川泰次が撮影した

1950年代のアメリカの写真を展示しています。

清川泰次独自の視線で切り取った時代の風景なども

合わせてお楽しみください。




■現在開催中の展覧会■

「開館10周年 清川泰次の世界I 初期作品から渡米時代まで」

(7月28日[日]まで)

交通=小田急線「成城学園前駅」南口より徒歩3分


母の日のプレゼントに扇子はいかがでしょうか?


 5月に入り、初夏のような陽気になりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?


 5月と言えば、忘れてはならないのが母の日です。そこで、当店では、母の日のプレゼントのおススメとしまして、布扇子(各2,625円・生地:綿)をご紹介させて頂きます。


 明治から昭和にかけて、日本画家、図案家として活躍した神坂雪佳の図案集「海路」の図案をモチーフにした3種類の波の文様を2種類の色違いで、合計6種類をご用意しております。


 普段、口に出しては言えない「ありがとう」の言葉に代えて、センスの良い扇子を贈ってみてはいかがでしょうか?


 こちらの商品は、世田谷美術館「暮らしと美術と高島屋」展 開催記念商品でございますので、展覧会開催中のみご購入頂けるアイテムです。


 そのほかの関連グッズにつきましては、以下のURLからもご覧いただけます。

 「世田谷美術館「暮らしと美術と高島屋」展 開催記念 たかしまや ART WALKING

 

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