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向井良吉《花と女性》/駒井哲郎展スタート!


リオープンした世田谷美術館のコレクションに新しく加わった作品、向井良吉作《花と女性》(1969年)をご存知でしょうか。地下一階の創作の広場に設置されたこの巨大なレリーフ作品は、大阪市北区の旧ホテルプラザ開業時に制作され、長くそのロビーを飾っていたものです。ホテルの閉業後、ビルの解体に伴い、同ビル内にショールームを展開していた株式会社大塚家具のご厚意によって、向井良吉と縁の深い世田谷美術館に移設・寄贈されました。

世田谷美術館では去る4月27日(金)、世田谷区から株式会社大塚家具への感謝状贈呈式が行われました。作品を前に、保坂展人世田谷区長から、同社代表取締役の会長と社長のおふたりに感謝状と記念品が贈られました。《花と女性》は屋外展示の作品につき、どなたでも無料でご覧いただけます。横約15メートル、高さ約3メートル強の迫力のスケールに、近づけば繊細な表現が細部を彩る本作、ぜひ実物とご対面ください。


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また、贈呈式の後には、4月28日(土)にいよいよ開幕を迎えた、「福原コレクション 駒井哲郎1920-1976」展の開会式と内覧会が行われました。あいにくの空模様で霧雨の降るなかでのオープニングとなりましたが、駒井哲郎夫人や本展を構成する500点に及ぶコレクションを寄贈くださった株式会社資生堂の名誉会長・福原義春氏をお迎えし、会場には多くの関係者が訪れてくださいました。


こちらの駒井哲郎展は7月1日(日)まで開催しています。展覧会は二部制になっており、前後期で作品が総入れ替えとなります。二回目のご来場では入場料割引のサービスもございますので、駒井作品の奥深い魅力の全貌に迫るべく、ぜひ両会期に足をお運びください。 

*展覧会に関する詳細情報はこちらをご覧ください


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