Ars cum natura ad salutem conspirat

アーカイブ:2011年08月


何もない美術館で


世田谷美術館は、現在改修工事で3月末まで休館中です。

今年26年目を迎えた世田谷美術館の建物は、さすがに様々な場所が老朽化し、傷んでいます。マンションや住宅でも、何年かごとに修繕が必要なように、美術館も今回、配管関係などバックヤードを中心に修繕を行います。配管などは、天井の裏などに設置されているので、今回の改修工事では、天井を落として作業をすることになります。そのため、置かれていたベンチなどの什器類をすべて、どかさなければならなくなりました。

これだけすっきりと何もない状態というのは、開館前以来はじめてのこと。

作品からインスピレーションを得てパフォーマンスをつくり、閉館後の美術館で発表会を行う当館の定番ワークショップシリーズ「誰もいない美術館で」にあやかって、「何もない美術館で」というところでしょうか。

美術館再開の時には、これまで飲み物の自動販売機があった、このガランとした地下のスペースに、新しくカフェがオープンします。ご期待ください!!


ふるさと区民まつりへようこそ②


先週末、JRA馬事公苑で行われた、ふるさと区民まつり。ご参加くださった皆さま、そして、せたがや文化財団&友の会のブースに足を運んで下さった皆さま、ありがとうございました。


せたがや文化財団&友の会のブースでは、お手玉入れゲームをやっていただきました!小さなお子様から、人生の大先輩まで、本当に大勢の皆さまにご参加いただくことができました。的を狙う真剣なまなざし、一等賞の笑顔、的が外れて照れ笑い…皆さまの豊かな表情が大変印象的でした。


大きな声を出し、お祭りの雰囲気を肌で感じながら、皆さまと笑って過ごした2日間。参加させていただいた私も爽快感でいっぱいになりました。


見事招待券をゲットされた方々。世田谷文学館、世田谷美術館分館スタッフ一同、心よりご来館をお待ちしております。


インターン実習 2 (インターン生、授業で扱う本物の作品に出会う 編)


世田谷美術館を代表する収蔵作品のひとつは「素朴派」です。

現在、市川市芳澤ガーデンギャラリーにて、世田谷美術館コレクション展「アンリ・ルソーと素朴な画家たち」(7月23日(土)~9月19日(月・祝))という展覧会が開催されています。

小学校へインターン生が出向いて行う出張授業は、その展示されている作品から考案します。(前回のセタビブログ2011.7.15.をご覧下さい。)


展覧会初日に、インターン生の皆さんと一緒に展覧会を観に行ってきました。

午後1時だったので、陽の高く上る時間帯…、と覚悟していましたが、涼しい風が吹く過ごしやすい午後でした。

緑の庭に囲まれたそのギャラリーには、植物のカーテンを通してやわらかな自然光が入ってきていました。


インターン生たちにとっては初めての本物の作品との出会いの日でしたので、各自のペースでゆっくり、そしてじっくりみてもらうことにしました。

こじんまりとした展示室は2部屋に区切られており、39点の作品が、小学生でも観やすい高さで、心地よい間隔をあけながら展示されていました。40分ほどたった後、い草の香りいっぱいの和室をお借りして、作品を観た感想を聞くことにしました。


「本物の作品をみてどうでしたか?」


ふるさと区民まつりへようこそ


明日8月6日(土)、明後日7日(日)は第34回ふるさと区民まつりがJRA馬事公苑で行われます。

物産展では、ふるさとの特産品を購入することができたり、消防ふれあいコーナーでは、はしご車に体験乗車できたり、プロ棋士による囲碁・将棋の指導コーナーがあったりと、だれもが楽しめるライブやイベントが盛りだくさん!

せたがや文化財団も、ブースを設け、楽しいゲームなどを行います。素敵なプレゼントもご用意しております!

不安定な天気が続くこのごろですが、皆さまが、足を運びやすい天候になるよう祈っています。

それでは、会場でお待ちしております。


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