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アーカイブ:2011年07月
夏休みがやってきました。
小さい頃、
一ヶ月半のお休みはまるで永遠のように感じられました。
その高揚感と無限の想像力を小さな胸に秘めて、
7月の夜はいつもうまく眠れなかったように思います。
こんにちは。アートライブラリーです。
美術館の休館に伴い、館内に併設されている図書室、アートライブラリーも皆さまにはご利用頂くことができず、ご不便をおかけしています。
私たちは、この期に資料の整理などを行っております。
膨大な資料を前に、非力さを痛感することもしばしばですが、根気よく続けていくつもりです。
再開時には、ご利用者の皆さまに、より使いやすく、より居心地の良い空間をご提供できるよう、スタッフ一丸となり取り組んでいます。
写真は、休館前、6月末のライブラリーの様子です。さてどう変わるのか・・・どうか、ご期待ください!
世田谷美術館では1996年から小学校の「美術鑑賞教室」(詳しくはセタビブログ2011.5.27を見て下さい。)をより充実させるために東京学芸大学の学生をインターン生として受け入れています。
今年は9名がインターン実習に参加しています。
彼ら、彼女らの大学での研究内容は、文化財や社会など多様です。
インターン生は4月から12月までの半年以上、週に一度、美術館に来て勉強会をしています。
今年は7月から美術館自体が休館になるため、10月から12月の間に当館を代表する作品である素朴派の授業をおこなうことになりました。
小学生に授業をする前に、子どもたちとの触れ合いを体験してもらうため、今年はインターン生も、休館前の6月までおこなっていた美術鑑賞教室に参加しています。子どもたちがグループに分かれ、美術館鑑賞をする際に、一緒に回る役を任せています。
日常生活で小学生と出会うことのない学生は、最初のうち、子どもたちの反応に戸惑うこともあったと思います。しかし積極的に子どもたちと触れ合うことでだんだんと、その戸惑いの理由がわかるようになったり、それぞれがもっていた不安が楽しみに変わったりしていきました。
暑さが本格化、節電に向けた取り組みが美術館にも広がる中、清川泰次記念ギャラリーの小さな庭でも、館内南側の窓際に、夏の電力不足に備える節電対策のひとつとして、館内への直射日光を防ぐ日よけにネットを張り巡らせ、ゴーヤのつるをはわせて作る、緑のカーテンを栽培中です。
設置したのが6月下旬と、やや遅めのスタートでしたが、つるはネットをつたって、約1.5メートルほどに成長しました。