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砧公園の桜も満開で、本日は大勢の方が生誕100年記念特別展「白洲正子 神と仏、自然への祈り」へいらしてくださっています。
随筆家・白洲正子が旅し、眼にした仏像や神像など寺社の名宝を集め、ご紹介しているこの展覧会、少々残念なのは、デリケートな文化財が多く、作品保全のため展示期間が限られているものがあることです。
金剛寺(大阪)の重要文化財《日月山水図屏風》(室町時代・16世紀)も、本日で展示が終了します。
白洲正子がその著書『私の古寺巡礼』で「日本の風景画は、自然を拝むことから発達したが、拝む心を持たないものに、このように崇高な景色は描けなかったに違いない。」と絶賛した屏風です。
なお、この屏風は5月5日と11月3日、金剛寺(大阪)でご覧いただけます。