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10月23日、「橋本平八と北園克衛展」が無事にオープンしました。
三重県立美術館との共同企画で、8月初旬から10月中旬までの三重での展示をご覧になったかたも多いかと思います。
しかし、三重の会場と当館とでは、展示室の形がぜんぜん違うので、同じ作品が並んでいても、展覧会全体の印象が大きく変わるのではないでしょうか。当館でもっとも特徴的なのは、ブリッジを渡って最初にある、扇型に拡がって、天井が高くせりあがる展示室です。ここに何を展示するかで、展覧会の印象が大きく左右されます。展覧会の担当である私が当初考えていたプランがありました。しかし、長年、橋本平八の研究をされ、この展覧会を一緒に準備した三重県立美術館の毛利伊知郎さんのアドヴァイスで、準備の段階で作品の配置を大きく変えることとなりました。その結果、橋本平八の作品が持っている緊張感や精神性がよく現れた展示になったと、担当としてはほっと胸をなでおろし、他画自賛しています。
どんな展示になっているか、ぜひ会場でお確かめ下さい。私の没プランは秘密です。