Ars cum natura ad salutem conspirat

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パウル・クレー・センター


パウル・クレー・センター


9月になりましたが、まだ暑い日が続いております。

みなさまいかがお過ごしでしょうか。


当館では今、ヴィンタートゥール美術館からの作品を展示しております。

ゴッホ、ルソー、クレーなど全て日本初公開の作品ばかりです。

芸術の秋にぜひスイスのコレクションをご堪能いただけると幸いです。


「ザ・コレクション・ヴィンタートゥール」展では、パウル・クレーの作品も2点展示しておりますが、みなさまはパウル・クレーのセンターがスイスにあることをご存知でしょうか。

場所は首都ベルンにあります。


レンゾ・ピアノによって設計されたその建築は周りの山と一体となるようなかたちをしています。波のようなかたちをしているセンターは、南の丘に本部、真ん中の丘に展示室、北の丘には音楽、劇場、会議所、子どもミュージアムが配置されています。

名称がミュージアムではなくてセンターである理由はパウル・クレー・センターがミュージアム以上の機能をもっているところにあります。

クレーは画家であり、哲学者であり、音楽家であり、様々な活動をおこないました。だからパウル・クレー・センターではそれらの活動をクロスオーバーする企画がおこなわれています。そしてそれがいわゆる有識者だけでなく、芸術に興味のない人、また、未来を担う子どもたちをも対象としています。


もしみなさんが旅行でベルンに訪れることがあったら、ぜひ、パウル・クレー・センターに遊びに行ってください。展示を見てもよいし、99歳までを対象とした子どもミュージアム※1でクレーの技法をもちいたワークショップを体験してもよいし、コンサートを聴きにいってもよいし、ミュージアムナイトに合わせて夜にでかけてもよいし…。


きっと新しい「パウル・クレー」に出会えることでしょう。



※1 Creavivaと呼ばれる4歳から99歳までの「子ども」を対象としたミュージアム。


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