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世田谷美術館では世田谷区の公立の小学校に開催中の展覧会に関連した出張授業をおこなっています。授業案を考え実施してくれるのは東京学芸大学のインターンの学生です。毎週水曜日夕方に美術館に集まり、子どもたちにどんな授業をしようかなぁ、と一生懸命に考えています。美術館に来た時に作品に興味をもってもらえることを第一にしています。
今おこなっている授業の題材は9月5日まで当館2Fで展示中の建畠覚造さんのマケットと作品です。
今回は「新作CLOUDを作ろう」「マケットをグループ分けしてみよう」など、作品の形に注目し、制作や鑑賞をとりいれた授業案が考え出されました。
小学校に行って、子どもたちに出会うと、そのあふれでるような発想力や思いがけない視点に驚かされ、感動することが多いです。
子どもたちの視点の先には《核》(撮影:上野則宏)のマケット(1956年頃 合成樹脂 / 写真参照)が「目」に見えたり、「扇風機」に見えたり、「風車」に見えたり…。子どもたちの作品をみる視点は豊かでとても勉強になります。