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春は宮本三郎記念美術館にとって節目の季節です。
2004年4月の開館より、庭にたたずむ桜の古木とともに6度目の春が穏やかにすぎようとしています。
6年間の歩みの中で、もっとも長寿のイベントといえば音広場シリーズです。
このブログの中でも何度かお話させていただいていますのでご存知の方も多いかと思います。もしかしたらいらしてくださったかたもいらっしゃるかもしれません。
音広場は年に4回、季節ごとに様々なジャンルの音楽をお楽しみいただく、コンサートイベントです。その内容はジャズ、クラシック、ポピュラーミュージック、昭和歌謡、ボサノヴァ、雅楽、民族音楽など様々で、毎回新しい音楽との出会いに、実は私たちスタッフも心躍るイベントです。
この春の音広場は「たくさんのまばたき 扇谷一穂ライブ」と題して、5月14日に開催されました。
今回お招きした扇谷一穂さんは、ボーカリストとしてはもちろん、アートの世界でもご活躍でいらっしゃり、今回はその作品を1階の講座室で展示し、一夜限りのギャラリーも開設しました。美しい色彩で描かれた絵画と、モビールの調和が美しく、夕闇の迫った窓に映りこんで幻想的な空間を作り出していました。
作品を堪能していただいた後にはお待ちかねのライブです。
ギターをつま弾きながら、会話をはさみながら、シルキーな歌声とともにゆったりとした時間が流れました。宝箱の中から大切なものを取り出すように、一曲、一曲丁寧に歌う姿がとても印象的でした。
皆さんへのお土産は、ハート形のチョコレートクッキーをメッセージとともに。
ガーリーで優しい、とても春らしい一夜になりました。
扇谷さん、ありがとうございました。
次回の音広場は夏。
現在スタッフが全力で企画中です!どうぞご期待ください!!