Ars cum natura ad salutem conspirat

聖書画をタッチパネルで!


内井昭蔵さんは、滋賀大学で教鞭をとられている間、暇をみては、英語版の聖書を書き写していました。「創世記」から「出エジプト記」の中程までを丹念に書き写したノートは三冊にもなります。また、物語から想起されるイメージを独特な表現で描き、計47点の挿絵を残しました。


今回、内井昭蔵展では、そのユニークな聖書画を電子ブックという形で展示しております。タッチパネルというのは、みなさんも銀行のATMでご存知かと思いますが、画面に触れることで、画面が変わる機能のことです。その機能を利用して、パソコンに画像を取り込み、書籍を電子化したものです。画面に触れると、仮想書籍が紙をはためかせながらページが送られていきます。これは、かなり快感です!

 

保存の関係で実物の内井写本を手にとっていただけない代わりに、あたかも本に触れるかのごとく電子ブックをお試しいただき、ご堪能いただければと思います。


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